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【作品データベース】鉄仮面・第三部 三日月城の決闘てっかめん・だいさんぶ みかづきじょうのけっとう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・57分 大船作品
松竹が少年向きの連続活劇として企画した『鉄仮面・第一部風雲地獄谷、第二部白狐一族』に続く第三部作で、池田浩郎が監督。脚本は中山隆三が池田監督と共同で執筆し、片岡清が撮影。主な出演者は若杉英二、由美あづさ、北竜二の他、海江田譲二、戸上城太郎、三代目市川段四郎、藤代鮎子、中山淳二など。

STORY
三郎は舟底に隠れていた朱実(草間百合子)と飛助(中山淳二)に海中へ突き落とされ、秀丸(若杉英二)を奪われた。海岸で鶴千代(若杉英二)に助けられた三平(南郷佑児)は、内藤修理(三代目市川段四郎)の恩をうけた男だと名乗った。道雪(北竜二)はこの乱闘に傷つき、十字架を胸に静かに瞑った。軍太夫(山路義人)等は山に逃れた朱実や太郎を追い、秀丸を拉し去る。朱実は太郎を父の仇と斬りつけるが、逆に深傷をうける。そこへ駆けつけた鶴千代は太郎を斬り倒し、朱実は彼の腕に抱かれて死んだ。弾正(戸上城太郎)は秀丸に鉄の仮面を被せ、桔梗の幽閉されている地下牢に入れ、忠興(海江田譲二)に強要して世継変更の届けと隠居願の直筆を書かせ、その使者を公儀のもとへ走らせる。だが魚彦(桂小金治)はその文書を奪い、市兵衛は地下牢から桔梗を救出して山へ帰った。更に鶴千代は秀丸を救出したが、鉄の仮面をはずす事が出来ない。城中では竹丸君世継決定の時が迫ったがそこへ秀丸になりすました鶴千代が内藤修理と共に現われ、弾正の奸計は破れ、桔梗と鶴千代の刃に倒れ、お妙の方は竹丸と共に自害して果てた。かくして鉄の仮面をはずされた秀丸の世継ぎは決定し鶴千代は桔梗を伴い、配下と共に日本を離れ、呂宋島を目さして船を進めた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
若杉英二
由美あづさ
草間百合子
三代目市川段四郎
- スタッフ -
監督:池田浩郎
脚本:中山隆三
脚本:池田浩郎
撮影:片岡清
音楽:奥村一

配給:松竹
Ⓒ1954松竹株式会社

ジャンル:時代劇