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【作品データベース】伝七捕物帳・黄金弁天でんしちとりものちょう・おうごんべんてん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・103分 京都作品
「京都新聞」及び「小説の泉」に所載された捕物作家クラブの作家達による原作を、柳川真一が脚色し、福田晴一が監督する。撮影は片岡清、音楽は万城目正。出演者は高田浩吉、月丘夢路、伴淳三郎、神楽坂はん子、近衛十四郎の外、雪代敬子、大原みゆきなど。

STORY
江戸根津権現秋祭りに起ったみよ春(鮎川十糸子)殺しの犯人を探す伝七(高田浩吉)と獅子っ鼻の竹(伴淳三郎)は、みよ春と昔馴染みの小唄師匠宇乃喜代(神楽坂はん子)を追ったが、怪僧にみよ春の遺品の鍵を奪われ、不思議な弁天像を祭った竜王院を発見した以外の手懸りはなかった。翌日、みよ春と佐渡で知り合ったという廻船問屋山形屋茂兵衛(野沢英一)が同じ手口で殺されたことから、半年前の金塊盗難事件を思い出した伝七は、兇器の小柄を作った刀匠に鍵の製作を頼んだ武士があることを知り、みよ春の鍵を作った錺職由蔵(山田周平)を訪ねたが、彼も小柄で殺された後だった。途方に暮れた伝七は、再び宇乃喜代を当たって、自殺した筈の金塊護送役大橋源五右衛門(近衛十四郎)の描いた奇妙な弁天画と、みよ春が大橋の妾だったこととを発見した。その夜、またも殺された例の怪僧が出入していた矢場「だるま」へ飛んだ伝七は、矢場の女お町(雪代敬子)を追う中、自分と瓜二つの怪浪人峠登之助を見たが、小柄の襲撃を避けた瞬間、峠は逃げ失せ、続いて絵師風の男に川へ投げこまれた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
月丘夢路
伴淳三郎
雪代敬子
神楽坂はん子
- スタッフ -
原作:野村胡堂
原作:城昌幸
原作:陣出達朗
原作:土師清二
監督:福田晴一
脚色:柳川真一
撮影:片岡清
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1954松竹株式会社

ジャンル:時代劇