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【作品データベース】八州遊侠伝・白鷺三味線はっしゅうゆうきょうでん・しらさぎしゃみせん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・100分 京都作品
雑誌『平凡』連載の村上元三の原作から鈴木兵吾と安田重夫が共同で脚色、岩間鶴夫が監督。撮影は片岡清、音楽は木下忠司が担当。出演者は高田浩吉、島崎雪子、淡島千景、伴淳三郎、浪花千栄子、近衛十四郎など。高田浩吉の爪弾き三味線と主題歌、それに伴淳三郎の快演で評判になった。

STORY
旗本大岡源太郎(高田浩吉)は、道楽の三味線がとりもつ縁で美貌の娘お町(島崎雪子)と深く将来を契り合う仲だった。お町には秋山要助(近衛十四郎)という浪人者がつきまとい、ある時、源太郎と秋山は待乳山で決闘したが、急を知ったお町が役人を呼んだために勝負をつけることができなかった。一方、源太郎の行跡を心配した叔父紀伊守(海江田譲二)は、下総飯岡で横暴を極める八州取締役出役大月忠馬(加藤嘉)の陰謀を探ってくることを命じた。源太郎はお町共々旅に出ようとしたが、叔父の家臣に妨げられた。また名も白鷺の源太と改めた源太郎が乗りこんで来た下総では、忠馬と組んだ博徒飯岡の助五郎(柳永二郎)一家が百姓町人をいじめ、忠馬は、助五郎と対立している笹川の繁蔵(市川小太夫)の妹お藤(淡島千景)を妾にしようとして断られ、腹癒せを考えていた。この渦中に飛びこんだ源太郎は、お藤に因縁を吹っかけ、繁蔵の子分と喧嘩して助五郎一家の者の目にとまり助五郎の家に草鞋を脱ぐことになった。だがやがて、源太郎は忠馬に云い寄られているお藤を救ったことで、逆に助五郎達に怪しまれた。その頃お町は源太郎を追って繁蔵に身を休めて居り、又お町を追った秋山は忠馬の家に居た。助五郎一家が繁蔵一家に殴りこむ日、忠馬は、源太郎に年増女の情炎を燃やしているお藤をそそのかし、お町を小袖峠に向わせた。だがそこで見たものは秋山要助と源太郎の激しい一騎打ちだった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
淡島千景
島崎雪子
北上弥太朗
若杉英二
伴淳三郎
- スタッフ -
原作:村上元三
監督:岩間鶴夫
脚色:鈴木兵吾
脚色:安田重夫
撮影:片岡清
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1955松竹株式会社

ジャンル:時代劇