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【作品データベース】三人娘 只今婚約中さんにんむすめただいまこんやくちゅう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・101分 大船作品
ポスターコピーは「好きな同志は意地っ張り!縁談よけの新戦術!」。中野実の原作から橋田寿賀子が脚本を書き、萩山輝男が監督した。撮影は生方敏夫である。主な出演者は、桂木洋子、川喜多雄二、大木実、片山明彦、七浦弘子、水原真知子、菅佐原英一のほか。

STORY
M大法科学生の富岡乃婦(桂木洋子)は、日本橋で広告塔のアナウンサーをアルバイトにしていた。ある日高校時代の級友輝子(七浦弘子)と一緒にクラス会に出ると、結婚相談所を始めた旧師角野周子(高橋とよ)に候補者の押し売りをされ、苦しまぎれに友人素子(水原真知子)の兄信策(川喜多雄二)を婚約者に借用した。信策は新聞社のキャメラマンである。素子に出したことわりの手紙を見て彼は憤慨するが、偶々学生アルバイトの取材で、勤務中の乃婦を写しその美しさに惹かれた。東京病院で看護婦をしている輝子は、将来僧侶となる南善堂(菅佐原英一)と婚約中だが、人形芝居にばかり夢中になる幼馴染の善堂が少々飽き足りない。輝子は受け持ち患者の内山たみ(沢村貞子)に見込まれ、息子二郎(大木実)の嫁にと退院後内山家に招かれたが、流行歌手として売り出し中の二郎は信策の友人で素子と好意を持ち合っていた。乃婦の父四八(坂本武)は、永い間男やもめで小料理屋を経営していたが、不遠慮なキャメラマンの信策に反感を持ち、松下材木問屋の若旦那(片山明彦)が乃婦を望んでいると聞くと、その話をまとめたがった。素子は乃婦の身代わりで松下に会ったが、松下の純真さに深く胸を打たれた。乃婦は父が怒りっぽいのも淋しさ故と思い角野に四八の結婚の斡旋を依頼したが、老嬢の角野は見合の席に自分で現れ四八と意気投合してしまった。輝子は内山家に日を送りながら善堂を忘れられず、引き取りに来た善堂の父と二郎の母の間の板ばさみになり家出したが、乃婦達の温い計いで善堂の許に帰った。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
川喜多雄二
大木実
片山明彦
桂木洋子
水原真知子
七浦弘子
- スタッフ -
原作:中野実
監督:萩山輝男
脚色:橋田寿賀子
撮影:生方敏夫
音楽:田代与志

配給:松竹
Ⓒ1955松竹株式会社

ジャンル:現代劇