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【作品データベース】ママ横をむいててままよこをむいて

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分 大船作品
ポスターコピーは「日本一の天才人気声優!中村メイコ第一回主演映画」。ラジオとテレビで有名な中村メイコの処女作小説「ママ横をむいてて」の映画化で、楠田芳子が脚色し、堀内真直が監督に、楠田浩之が撮影を担当。出演者は原作者である中村メイ子、石浜朗、佐野周二、田浦正巳、中山惇二、小山明子、井川邦子、三宅邦子、沢村貞子などで、他に佐田啓二が特別出演。

STORY
アツコ(中村メイコ)は18歳の声優である。斎藤プロデューサー(須賀不二男)、島田女史(高橋とよ)、若い女優の秋山(青柴昭子)等の態度を見ては大人は分からないと思った。アツコは親友ペコ(中川弘子)からパパ(明石潮)の浮気心を治めてと頼まれ、巧みにパパの心をペコの所へ取り返した。隣には美しい春代(井川邦子)が住んでいたが、パトロンの金造(永田靖)に対する春代と、恋人清美(中山惇二)と一緒にいる時の春代とその両面を見て、アツコはますます大人は不思議だと思った。アツコは有閑マダム細川夫人(槙芙佐子)にナイトクラブへ誘われ、夫人と可愛い青年トシ夫(中川一郎)の芝居じみた様子に感心した。その夜、アツコはパパの親友ユキムラのオジサマ(佐野周二)の家に泊まり、オジサマを愛していると思っていた。翌日アツコは親友ナミキ(小山明子)と遇った。ナミキはアルバイト医大生松崎明(石浜朗)と清い交際をしていた。アツコはママ(沢村貞子)にナミキと明の恋を話した。もう一人の友だちカスミ(太田千恵子)はボーイフレンドとホテルに行きたいと言い、アツコは唖然とするばかりたった。アツコがオジサマを好きであると知っているママは、やさしく愛の難しさを悟した。アツコはオジサマとミウラのオバサマ(三宅邦子)からトモヒコ(田浦正巳)を紹介され、四人は毎水曜日一緒に遊ぶこととなった。一方ナミキと明は涙ながらに別れる事となったが、丁度現れたアツコに励まされやっと明るくなった。春代も金造を子供の所へ帰した。パパとママはアツコのオジサマへの愛を心配したがアツコは苦しんでも愛した人に愛されたかった。オジサマとオバサマの昔の恋人同志が思い出の水曜日を共に過ごしている事を知ったアツコは、ママの背中に頬をつけて涙ぐんだ。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
中村メイコ
石浜朗
田浦正巳
小山明子
- スタッフ -
原作:中村メイコ
監督:堀内真直
脚色:楠田芳子
撮影:楠田浩之
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1955松竹株式会社

ジャンル:現代劇