僕は横丁の人気者・第一部陽気なゴン兵さん

公開日：1955年4月19日（火）

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・6巻　大船作品
あをいきくらぶ原作から中村定郎が脚本を書き、新人尾崎甫が第一回作として監督する。撮影は斎藤毅。主なる出演者は大木実、淡路恵子、井川邦子、沢村貞子のほか坂本武、雪代敬子、大坂志郎など。

STORY
タクシーの運転手ゴン兵君（大木実）は五味虎吉（坂本武）の五味理髪店に間借りしているが、困った女を見ると必ず助けたくなる性分で、足の悪い加代（雪代敬子）、夫に死に別れて自殺しようとした春代（井川邦子）などを連れてくる。ゴン兵を愛する順子さん（淡路恵子）はそのたびに気をもむのだった。加代はやっと仕事が見つかり、春代はゴン兵が杉山社長（益田喜頓）に頼んで女中に使って貰った。ところが加代の弟信二（高木祥光）が、ゴン兵の車を無断で運転してアルバイトの金を稼ごうとし、誤って衝突、負傷した。このためゴン兵はくびになったが、その帰り途に家のない房子（兵頭ますみ）という幼女を拾い、しかも退職金は加代にやってしまった。怒った順子は彼を家から追い出し、ゴン兵は房子を連れて上野の地下道に行った途端、浮浪者として警察に留置された。