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【作品データベース】あっぱれ腰抜け珍道中あっぱれこしぬけちんどうちゅう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分 京都作品
小説新潮所載の原作を、鈴木兵吾と中山隆三が共同で脚色し、穂積利昌が監督、竹野治夫が撮影する。主なる出演者は北上弥太朗、松竹専属第一回の伴淳三郎、淡路恵子、高野真二と高木悠子などのほか、清川、エンタツ、アチャコらのコメディアンなど。

STORY
芸道修行の旅に出た尺八の若師匠藍洞(北上弥太朗)と弟子の珍竹(伴淳三郎)は、東海道で美しい遍路お須磨(淡路恵子)と道づれになった。将軍の御落胤のお須磨は城へ上るのを嫌って家出し、養父寿々源(十朱久雄)、手代佐吉(高野真二)、欲にからんだ役人金山(花菱アチヤコ)らに追われていた。この人々の懐中を狙うスリのお才(幾野道子)、兵六(伴淳三郎)、それに乾分の千太(横山エンタツ)をつれた女親分お若(清川虹子)がからんで騒ぎとなる。藍洞に惚れたお若は、邪魔になるお須磨をのぞくため彼女の居所を金山に告げたため、お須磨は佐吉と一緒に軟禁された。その夜、自由な生活を望むお須磨の気持ちにうたれた金山は、彼女を逃してやろうとしたので、供の浪人たちと大乱闘になったが、藍洞、珍竹、改心したお若の助太刀でやっと助けられた。お須磨はいつしか藍洞を恋するようになり、どうしても城に帰ろうとしなかった。藍洞は彼女をときふせ、城中で藍洞の尺八と合せて琴をひく約束で江戸へ引返す事を承知させた。秘かにお須磨を想っていた佐吉は及ばぬ恋を諦め、自分を慕うお須磨の女中お咲(高木悠子)と一緒になり、お才と兵六も堅気に帰って結婚した。お須磨は入洛中の将軍と二条城で晴れの対面をする事になったが、藍洞は置手紙を残して再び珍竹と一緒に芸道修行の旅に出た。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
北上弥太朗
伴淳三郎
淡路恵子
十朱久雄
横山エンタツ
- スタッフ -
原作:福田蘭童
監督:穂積利昌
脚色:鈴木兵吾
脚色:中山隆三
撮影:竹野治夫
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1955松竹株式会社

ジャンル:時代劇