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【作品データベース】花ふたたびはなふたたび

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分 大船作品
母と娘の美しい愛情の交流、数奇な運命の哀歓を描いた、阿木翁助原作、ラジオ東京他二十一局で放送中の評判ドラマの映画化。館岡謙之助の脚色より原研吉が監督、撮影担当は森田俊保。主な出演者は水戸光子、小山明子、菅佐原英一、浅茅しのぶ、山村聡、清川虹子、須賀不二夫、七浦弘子、その他、山路義人、泉京子など。

STORY
信州の諏訪湖畔。未亡人朝倉泰子(水戸光子)は中小企業不振のあおりで工場を整理し、東京で勉学している一人娘まゆみ(小山明子)の下宿に身を寄せる。やがて彼女は、同じく未亡人の親友勝江(浅茅しのぶ)の世話で筆耕を手伝い、まゆみも泰子の友人初音(清川虹子)の洋品店でアルバイトを始めた。だが初音は美しい母娘を利用しようと考え、まゆみを新興財閥の御曹子弘志(菅佐原英一)に近付けたり、泰子には自分のホテルを任せようとした。ホテルには初音と関係ある赤新聞の記者中沢(須賀不二男)、泰子に野望を抱くパトロン黒河内(山路義人)らが出入りする。泰子はその後、未亡人団体の紹介で劇場の売店を担当、彼女の肉体を出資の交換条件としていた初音は不満だった。黒河内の毒牙にかけようとした企みも果たせず、弘志に売りつけた自動車の脱税も発覚した。初音は躍起となり、泰子が初恋の相手で勝江の兄である医師藤川信一(山村聡)と、二十年ぶりに邂逅したのを機に、彼女とまゆみの仲を割こうと努める。遂にまゆみは親友和子(七浦弘子)の別荘へと家出する。娘の反抗と家出に混乱した泰子も睡眠剤の服みすぎで病院へ。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
小山明子
菅佐原英一
七浦弘子
山村聡
水戸光子
- スタッフ -
原作:阿木翁助
監督:原研吉
脚色:館岡謙之助
撮影:森田俊保
音楽:加藤三雄

配給:松竹
Ⓒ1956松竹株式会社

ジャンル:現代劇