映画・アニメの世界

【作品データベース】相馬の唄祭そうまのうたまつり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・62分 京都作品
三橋美智也が主演する明朗股旅篇。「小説娯楽部」所載大林清の原作より鈴木兵吾が脚色、酒井辰雄が監督する。撮影は倉持友一。他の出演者は北上弥太朗、伴淳三郎、近衛十四郎、紫千代、雪代敬子、青山宏、渡辺篤、山路義人など。三橋美智也の唄に北上弥太朗の三味線で見せる映画となっている。

STORY
下総の国、行徳村。行徳の重兵衛(山口松三郎)一家の三ン下、久五郎(北上弥太朗)と弟分の弥七(三橋美智也)は、やくざながらお人好しで喧嘩嫌い。松戸の小料理屋で働く久五郎の恋女房お稲(紫千代)に横恋慕した隣村の悪貸元松戸の金助(山田金助)は用心棒赤沢源右衛門(戸上城太郎)を使って二人を殺そうとしたが、仇討請負業坂川三十郎(近衛十四郎)の助けで二人は危く難を免れる。お稲も金助の魔手を逃れて重兵衛の許に逃げ帰る。一部始終を聞いた重兵衛は、お稲と二人を奥州相馬の兄弟分、新地の大蔵(渡辺篤)の許へ草鞋をはかせる。道中で一行は、次の仇討仕事で愛児小太郎と奥州へ向かう坂川に出会う。先日の助太刀で赤沢を斬ったことからかくの次第と聞き、坂川は恐縮。お稲は彼の人柄に好意を抱いたらしい。数日後、とある宿場で大散財をした久五郎と弥七は、財布をスラれたと知り大慌て。お稲がそこで働いて弁償することになるが彼女から渡された手切金を川に叩きこんだ久五郎。文なしとなってある芝居小屋で得意の唄を聞かせる弥七は座頭の娘おけい(雪代敬子)と互いに惹かれるが、彼女に惚れている代官風間権九郎(山路義人)に追われ、久五郎と去って行く。一方、借金を払ってお稲を連れ相馬へ旅する坂川。仙台城下に来た久五郎は、坂川とお稲の睦まじげな姿に驚愕。ようやく相馬へ辿り着いた二人は、大蔵一家と風雲急な釣取の松吉(伴淳三郎)に連れ去られ・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
三橋美智也
北上弥太朗
雪代敬子
近衛十四郎
伴淳三郎
- スタッフ -
原作:大林清
監督:酒井辰雄
脚色:鈴木兵吾
撮影:倉持友一
音楽:原六朗

配給:松竹
Ⓒ1957松竹株式会社

ジャンル:時代劇