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【作品データベース】顔かお

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・105分 京都作品
「小説新潮」所載、松本清張原作の映画化、スリラー篇。脚色は井手雅人と瀬川昌治の共同、大曾根辰夫が監督、石本秀雄が撮影にあたる。主な出演者は岡田茉莉子、大木実、笠智衆、佐竹明夫、ほかに山内明、千石規子、小沢栄、十朱久雄、宮城千賀子、森美樹、永田光男など。

STORY
東海道線の小駅の近くで夜行列車から一人の男が転落、付近の病院で間もなく絶命した。東京への照会で男は飯島(山内明)といい無免許で堕胎をしていたと判った。警察はこの事件を軽く見たが長谷川刑事(笠智衆)は何かあると確信した。果してその夜、病院の死体置場に贈主不明の花束が届いた。ところでここに警察も知らぬ水原秋子(岡田茉莉子)という贈主がいた。彼女は元、安酒場で働いていたが、ふとしたことでファッション・モデルの幸運を掴みこれを手放すまいと懸命になっていた。この秋子には、二人の男がいた。一人はプロ野球二軍選手の江波(森美樹)。秋子は彼と結婚しようとしていたが、これを阻むもう一人が飯島であった。飯島は酒場時代の秋子の古傷にふれ彼女を苦しめていた。この悪縁を清算せぬ限り秋子は幸福を掴めそうもない。たまたま、秋子の大阪でのショウの帰りを追って飯島が夜行列車に乗った。洗面所で秋子と口論、もみ合ううち飯島は列車から落ちた。帰京した秋子は江波との生活設計を進めたが、長谷川刑事らの捜査も捗り事件の目撃者石岡三郎(大木実)を見つけた。石岡は洗面所で秋子の顔を見たという。その新聞記事を見て秋子は遂にモデルをやめ江波と田舎に帰ろうと決心した。ところが秋子の最後のショウに長谷川刑事が石岡を連れ飯島殺し犯人の首実検に来た。驚く秋子。しかし石岡は犯人はいないと刑事に告げた…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
大木実
岡田茉莉子
笠智衆
森美樹
宮城千賀子
山内明
- スタッフ -
原作:松本清張
監督:大曾根辰夫
脚色:井手雅人
脚色:瀬川昌治
撮影:石本秀雄
音楽:黛敏郎

配給:松竹
Ⓒ1957松竹株式会社

ジャンル:現代劇