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【作品データベース】炎の氷河ほのおのひょうが

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・107分 大船作品
雑誌「小説サロン」連載船山馨の同名原作より猪俣勝人が脚色、穂積利昌が監督、同じく西川亭が撮影を担当する文芸メロドラマ。主な出演者は高橋貞二、川喜多雄二、杉田弘子、中川弘子、朝丘雪路、伊吹友木子、片山明彦、その他に野村浩三、柳永二郎、坂本武、北竜二、多々良純、斎藤達雄など。

STORY
久坂敦子(杉田弘子)、井汲早苗(伊吹友木子)、中原千加子(中川弘子)の三人は高校時代からの親友。敦子と早苗は医学生、千加子はバレリーナとして夫々の道を歩んでいたが、敦子の父欣之助(明石潮)が財界の大立物桑戸大造(柳永二郎)の企みで倒産の上、自殺した日から彼女の生活態度は一変。相愛の青年医師桑戸庸太郎(高橋貞二)を離れ、株商人福島大二郎(多々良純)と結びついて復讐を計画する。早苗は京染め老舗の父芳太郎(坂本武)の事業不振でアルバイト女給。だが差押えの相手が敦子と知り怒る。敦子は東京に事務所を設け、大造の祕書伊佐敬二(野村浩三)を買収してその持株買占めに狂奔。ある日、父から離れ自活している庸太郎に会った敦子は、養父直樹(斎藤達雄)の毒牙を逃れた千加子が同居していると知って妬ましさに動揺。だが庸太郎も早苗一家への仕打ちを考え、わざと冷たく接する。敦子の復讐計画は着々と進み、大株主望月(北竜二)も味方に引入れた上、政界ボス佐伯(山形勲)と大造の密会現場を女中よし江(朝丘雪路)に探らせるなど準備は整う。しかし、よし江は大造に見破られ、身を犯された上に兼ねて思慕する番頭謙吉(片山明彦)の写真を抱いて投身自殺。とも知らぬ謙吉は早苗を慕って東京にと来ていた。千加子の初舞台の日、敦子は株主総会に運命を賭けたが、福島と伊佐の裏切りで失敗。思いがけずも兄周治(川喜多雄二)が、父が自殺に用いた拳銃で大造を射殺する…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
杉田弘子
川喜多雄二
高橋貞二
中川弘子
片山明彦
- スタッフ -
原作:船山馨
監督:穂積利昌
脚色:猪俣勝人
撮影:西川亨
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1957松竹株式会社

ジャンル:現代劇