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【作品データベース】次郎長外伝・石松と追分三五郎じろちょうがいでん・いしまつとおいわけさんごろう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・95分 京都作品
浜山博美と共同脚色者の一人、東山大生の共同脚本を倉橋良介が監督、服部幹夫が撮影した股旅もの。主演は北上弥太朗、名和宏、近衛十四郎、高千穂ひづる、瑳峨三智子。ほかに浅茅しのぶ、中島淑恵など。

STORY
信州は追分宿の生まれ、親分なしの一匹狼追分三五郎(名和宏)は無類のいい男。女には不自由のない身だが、庄屋の娘お雪(高千穂ひづる)にだけは手をこまねくのみ。このお雪が小諸の駒蔵(泉一郎)の口ききで代官の次男坊に嫁がされることを聞いた三五郎は、駒蔵に一泡吹かせようと祝言の夜、お雪を奪い小諸街道をすっとんだ。駒蔵の追手を受けるうち、三五郎は現れた森の石松(北上弥太朗)の助太刀で危く難を免れた。二人は旅を共にすることになったが、とある宿場で鳥追お新(瑳峨三智子)という粋な女に目がくらんで賭場の誘いに乗ったばかりに元も子も巻上げられてしまった。が、石松は偶然同宿していた都鳥三兄弟(永田光男、生方功、西田智)と旧交を温めることができた。その石松は、兄弟の語る窮状にほだされ次郎長親分(近衛十四郎)宛に預かってきた百両を貸し与えた。やがて三五郎は次郎長一家へ草鞋をぬぐことになったが、これを知った駒蔵は早速、掛け合いにきた。しかし次郎長に断られ業を煮やした彼は黒駒の勝蔵(大邦一公)ら街道筋の親分に策動して回った。一方、祝言の夜三五郎に奪われたお雪は、そのころ憎悪に燃えて彼を追っていたがふとしたことでお新と知合い清水一家を訪ねた。お雪は恨みの一太刀を三五郎に浴びせたが失敗、また次郎長やお新に諭された結果、三五郎への憎悪も消し、かえって彼に愛情を寄せて行くようになった。風雲急を告げる折柄、石松は貸した百両を取立てるため都鳥一家を訪ね旅立ったが…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
北上弥太朗
名和宏
近衛十四郎
高千穂ひづる
瑳峨三智子
- スタッフ -
監督:倉橋良介
脚本:本山大生
脚本:浜川博美
撮影:服部幹夫
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1957松竹株式会社

ジャンル:時代劇