映画・アニメの世界

【作品データベース】花嫁のおのろけ はなよめのおのろけ

作品情報

INTRODUCTION
フィルム巻数・10巻
『抱かれた花嫁』につづく“花嫁シリーズ”の第二作で大船調コメディ。椎名利夫と中村定郎の共同脚本を、野村芳太郎が監督。気弱な大学助教授役を高橋貞二がコミカルに熱演。岡田茉莉子が変化自在のファッションとボーイッシュなショートヘアで魅せる。色彩はイーストマン・松竹カラー。

STORY
大学の生物学助教授の広瀬武夫(高橋貞二)は、一家を背負い、32歳の今日まで結婚せずにいた。しかし弟の平八郎(石浜朗)が同級生の弘子(瞳麗子)と学生結婚したことに刺激されて、相手を探す気になった。父の元海軍武官三吉(日守新一)にも、昔の部下がやもめを見兼ねて、お嫁さんを世話するという。武夫は亡母の十三回忌までに結婚してみせると父に宣言した。武夫と復従姉のデザイナー米子(小林トシ子)は、昔、武夫と結婚するはずだったが、戦死と知らされ、船乗りの伝七(佐田啓二)と結婚したのだ。今は性格が合わず別居しており、離婚の手続きをしていた。彼女の紹介で、武夫は花嫁学校へバイトに行くが、散々な目に会ってしまう。米子の妹英子(岡田茉莉子)は雑誌社の女流カメラマンをしている。武夫に同情し、万年筆屋の娘や、競馬狂の娘など、次々に見合いをさせるが、全部失敗だった。九回目もだめで「試合」は延長戦に入る。武夫がこっそり男女交際機関へ入会した夜、英子はその桃色交際機関へ取材に行き、ボーイに迫られた。英子を助けた武夫が危うくなったので英子は警察へ電話し、事件が新聞種になった。落ち込む武夫を慰めながら、英子は次第に彼と結婚したいと考え始めた。しかし、その話を三吉にしようと訪れた時、英子は昔の姉と武夫とのことを知らされた。米子は正式に離婚した伝七が南極へ発つのをしんみりと送った。平八郎と弘子は喧嘩をしたり、また仲良くなったりした。皆が揃ってドライブした日、英子は彼女にベタ惚れの福田清(南原伸二)と結婚する気になった・・・武夫を姉にゆずって。何故なら、昔の米子の武夫あての手紙を読み上げて、二人の気持がはっきりわかったからだ。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高橋貞二
岡田茉莉子
佐田啓二
小林トシ子
石浜朗
- スタッフ -
監督:野村芳太郎
脚本:椎名利夫
脚本:中村定郎
撮影:井上晴二
音楽:木下忠司

配給:松竹
©1958松竹株式会社

ジャンル:現代劇