映画・アニメの世界

【作品データベース】七人の女掏摸しちにんのおんなすり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・93分 京都作品
週刊サンケイに連載された小島政二郎原作「おこま」を映画化したもの。安田重夫が脚色し、堀内真直が監督、倉持友一が撮影した。主演は高千穂ひづる、名和宏、泉京子。その他に福田公子、浪花千栄子など。

STORY
江戸で表向き質屋を営む伊勢屋、実は浅草一帯を縄張りとする掏摸の親分平吉(石黒達也)には、腕達者のおこま(高千穂ひづる)、おもん(福田公子)、おさい(泉京子)、おりき(浪花千栄子)、おきた(関千恵子)、おせん(千典子)、おすみ(中川姿子)という七人の女掏摸がいた。このうちおこま、おもん、おさいの三人は平吉一家の跡目をねらって張り合っていた。ある日浪人伊藤秋之助(名和宏)の書付を狙おうとしたおこまとおもん。おこまは女巡礼およね(市川春代)に邪魔されて、手柄をおもんに奪われた。およねはおもんの母親で、かつて平吉の片腕であったが、平吉との間におもんをもうけ、堅気になろうとして平吉に追われたのだった。およねはおもんに堅気になってくれと頼むが、野心に目のくらんだおもんは耳に入れない。一方おさいは乾分銀次(青山宏)を色仕掛で味方につけ、おこまを陥れようとするが、平吉の息のかかっている目明し三吉(諸角啓二郎)にかぎつけられ、他国に売り飛ばされてしまう。その頃、おこまは酔どれに囲まれている所を秋之助に救われ、天真な彼の態度に惹きつけられる。平吉は自分の女房になって跡目を継げと迫るが、身をもって秋之助のもとに走るおこまだった。平吉は三吉に命じて秋之助を傷つけるが、彼は同心辻三之進(小笠原省吾)に救われた。遂におせんは伊勢屋に乗り込んで平吉を殺すが、跡目を狙うおもんと三吉の争となり、おこまはおもんと共に座敷牢にとじこめられる…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高千穂ひづる
福田公子
名和宏
泉京子
浪花千栄子
- スタッフ -
原作:小島政二郎
監督:堀内真直
脚色:安田重夫
撮影:倉持友一
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1958松竹株式会社

ジャンル:時代劇