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【作品データベース】二等兵物語・死んだら神様の巻にとうへいものがたり・しんだらかみさまのまき

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・89分 京都作品
梁取三義の原作から安田重夫が脚色、福田晴一が監督、片岡清が撮影した二等兵物語シリーズの一篇。伴淳三郎、花菱アチヤコ、泉京子、伊藤雄之助。その他、浪花千栄子、トニー谷、小坂一也らが出演。

STORY
昭和18年、理髪師古山源吉(伴淳三郎)とタイコモチ柳一太郎(花菱アチヤコ)は、半島人の金山(浜田寅彦)、高利貸の大久保(サトウ・サブロー)、サラリーマンの今井(久保恵三郎)、チビの大工西村(西川ヒノデ)、漁師の井上(真木康次郎)、ドサ回りの役者松村(高屋朗)等と、山根中隊に召集をうけた。この隊は3カ月の教育で、外地へ出る予定だった。要領の悪い古山と柳は、入隊早々炊事係上等兵小川(泉一郎)に背中を流させ、それがもとで教育係藤田上等兵(有木山太)からマークされる。それに反し山根中隊長(田中春男)の妾の弟坪内(高橋浩二)や、ごますりの今井(久保恵三郎)は何かにつけて優遇されている。苛酷な訓練の日々、金山は汲取りにかこつけて営内に入った娘のちか子(二木てるみ)と会うが、危険思想の持ち主とマークされる彼は、折角子供のもって来た魔除け人形も没収される始末。しかし、威張る藤田上等兵、難波班長(山路義人)も南方帰りの佐々木上等兵(伊藤雄之助)には頭が上らない。二等兵一同も上等兵から戦場の恐怖を知らされて青くなる。大演習の日、点数かせぎの班長は、古山をわざと倒れさせ、「自分は死んでも行軍を続けます」と芝居させる。一度は副官にほめられたものの、正直な彼はすべてを告白、副官はその真情に感心して自分の頭を刈ってくれと頼む。そのうち、古山と柳は隊長(大邦一公)や野見山准尉(渡辺篤)が、御用商人飯田(トニー谷)と結託して、軍の物資を横流ししている事実をつかんだ。隊長は二人に、だまっていればお前達を内地残留にしてやると言う。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
花菱アチヤコ
白根一男
伊藤雄之助
田中春男
- スタッフ -
原作:梁取三義
監督:福田晴一
脚色:安田重夫
撮影:片岡清
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1958松竹株式会社

ジャンル:現代劇