映画・アニメの世界

【作品データベース】七人若衆誕生しちにんわかしゅうたんじょう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・91分 京都作品
安田重夫の脚本を倉橋良介が監督、服部幹夫が撮影した時代劇。花ノ本寿・中山大介・川田浩三・松本錦四郎・林与一・大谷正弥・大谷ひと江がそれで、他に森美樹・福田公子・富士真奈美も出演している。

STORY
高野山に俗界から逃れてひそむ寺小姓七人。みんな、過去にそれぞれ暗い陰を背負っていた。花之丞(大谷正弥)は心中の片割れ。主水(中山大介)は親を刺し、菊太郎(大谷ひと江)は放火の罪を犯していた。久米之介(花ノ本寿)は家老の息・伊吹卯之助(北原隆)を斬り、相愛の腰元お梅(冨士真奈美)と別れてきたのだ。その頃、裕弁律師(四代目澤村國太郎)は山上最高の地位である法印(明石潮)の座を奪って金蔵の巨万の富を我が物にしようと企てた。菊太郎(大谷ひと江)を男色にして一味に引きいれた。八弥(林与一)が女人禁制の山へ恋人を引き入れると、裕弁は温厚な法印の反対を押しきり、彼を石籠詰の極刑に処した。法印の甥・有村主膳(森美樹)は裕弁一味の策謀を見抜き、小姓たちに剣をはげませた。久米之介は法印に従ってふもとの旅宿を訪れたとき、お梅に再会した。そこがお梅の実家だった。久米之介はそれから度々山を抜けだし、お梅に会った。卯之助の兄・嘉右衛門(松本錦四郎)は弟の仇を討つため山へ登った。久米之介の父武右衛門(尾上菊太郎)は息子の助命とひきかえに、一千両の公金横領の罪をひきかぶって切腹しようとしていた。久米之介は思い余り金蔵を破ろうとしたが、花之丞のために失敗し、土牢へ閉じこめられた。お梅は父の借財のため縁組を強いられていた。裕弁は久米之介に男色を迫り、断られると石牢詰にしようとする。久米之介は主膳らの助力で逃れた。彼はお梅を仮祝言の直前、連れだし、高野へ向かうが、裕弁の追手に彼女を奪われてしまう。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
松本錦四郎
花ノ本寿
大谷ひと江
森美樹
福田公子
- スタッフ -
監督:倉橋良介
脚本:安田重夫
撮影:服部幹夫
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1958松竹株式会社

ジャンル:時代劇