映画・アニメの世界

【作品データベース】伴淳のおじいちゃんばんじゅんのおじいちゃん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・61分 京都作品
阿木翁助の「おじいちゃんの飛行機」を森田龍男が脚色し、永塩良輔が監督したホームドラマ。撮影は太田喜晴。

STORY
近く博士号がおりるという噂のある阪神大医学部の滝山助教授(須賀不二男)の家は、妻の品子(淡路恵子)、その妹で女子高校生の秋子(山田百合子)、小学校二年生の甫(宇野博信)と三年生の隆子(二木てるみ)、それにおじいちゃん(伴淳三郎)と女中ふみ(西岡慶子)の七人暮らし。そして甫と隆子は大のおじいちゃん子。おじいちゃん手製の竹とんぼで障子や額を破ったりする。ところが子供の躾をやかましく言う品子はこれが大不満。ある日も隆子、甫をつれて紙芝居を見に行ったおじいちゃんは急病の紙芝居屋を家につれて来た。その間に紙芝居屋になり変わった隆子と甫は弁士説よろしく代理をやった。このことを秋子から聞いた品子はおかんむり。ことごとにおじいちゃんにあたるが、子供になつかれたおじいちゃんにはたのしい日々だった。こんなある日、おじいちゃんの大工時代の昔友達、大工の梅さん(堺駿二)、左官の常さん(山路義人)が“息子さんの博士になったお祝いに”と一升ビンを下げてやって来た。ちょうど留守番だったをよいことにおじいちゃんはこれも昔なじみの豆腐屋の源さん(中村是好)を交えて飲めや唄えのどんちゃん騒ぎ。その間に隆子と甫がラッパを吹いて面白半分に豆腐を売り出したのでおじいちゃんはまたまた大目玉を喰らってしまった。しかもその翌日、秋子のテニスの応援に行ったおじいちゃんはバカでかい声援を送って小言を言われた。ついに、品子はおじいちゃんと一緒なら滝山の祝賀会にも出ないといい出した。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
淡路恵子
須賀不二男
二木てるみ
- スタッフ -
原作:阿木翁助
監督:永塩良輔
脚色:森田龍男
撮影:太田喜晴
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:現代劇