映画・アニメの世界

【作品データベース】伝七捕物帳・女肌地獄でんしちとりものちょう・めはだじごく

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・89分 京都作品
城昌幸・土師清二・陣出達朗・野村胡堂の原作を、高岩肇が脚色、酒井欣也が監督した伝七捕物帖シリーズの第十話。撮影は片岡清。

STORY
江戸の町には花嫁誘拐事件が続発した。現場には獣の毛が落ちていた以外に何の手がかりもない。現場を検分に行った伝七(高田浩吉)は、帰路、女の変死体を見つけた。女は湯女・おしげ(伏見恵子)で、下っ引の又八と駈け落ちの途中で難にあったことが分かった。伝七はおしげの友人・おくめ(川口のぶ)から事情を聞こうとしたが、おくめも見知らぬ男に狙われているという。廻船問屋近江屋庄左衛門の娘おれん(伊吹友木子)と伊勢屋菊太郎(佐藤好昭)との祝言の夜、伝七の目の前で花嫁が掠われた。行方不明になっていた又七の死体も発見された。その腹巻には阿片が隠されてあった。同じ夜、吹矢で殺されたおくめの懐中からは、おしげから預かったという成田山のお札が失くなっていた。吹矢の猛毒と阿片から、伝七はその裏に大がかりな阿片密輸事件がひそんでいると睨んだ。奥山一帯を探索中、男の死体を見つけた。阿片中毒の権威として名高い医師・尾形玄庵(石黒達也)の目利きの結果、男は阿片中毒者と分かった。奇妙な守札も首にしていた。伝七は、かねてから目をつけていた奥山の酒場「長兵衛」が阿片窟であり、守札もそこから出ていることを知った。だが危険と感じた元締は、女将のお蝶に命じて店を閉め、地獄極楽の生人形の見世物に転向した。生人形の見物に出かけた伝七は、怪しい人形作り六兵衛を見つけこれを追ったが、お蝶配下の弥五郎(戸上城太郎)たちに邪魔された上、折から突発した火事に阻まれ見失ってしまう。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
瑳峨三智子
伴淳三郎
名和宏
浪花千栄子
- スタッフ -
原作:城昌幸
原作:陣出達朗
原作:土師清二
原作:野村胡堂
監督:酒井欣也
脚色:高岩肇
撮影:片岡清
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇