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【作品データベース】高丸菊丸・疾風篇たかまるきくまる・しっぷうへん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・80分 歌舞伎座作品
文化放送の連続放送劇の映画化で、沢田賢二・高垣葵の原作を、峰竜太と水上伸郎が脚色、丸根賛太郎が監督した娯楽時代劇。撮影は黒田清巳が担当。

STORY
(疾風篇)石槌山中で、高丸(松本錦四郎)菊丸(花ノ本寿)の兄弟は父博楽王(藤間林太郎)と共に平和な日を送っていた。が、ある日博楽王はドクロ銀之助(小笠原省吾)の襲撃を受け、博楽王家の大事を打明けて絶命した。先祖の残した財宝の所在を秘めた竜虎二つの御印のうち、虎の御印は逆臣・朝光に奪われたというのだ。高丸菊丸は早速朝光(四代目澤村國太郎)の固めるドクロ城へ向った。だが、朝光の配下銀之助に襲われ高丸は谷へ転落、竜の御印を落した。高丸は琴吹(泉京子)という娘に救われたが、琴吹の父も朝光に殺されたという。一方菊丸は正義に目覚めた人買仲間の鬼面(藤田山)と協力、さくら(北条喜久)をはじめとする奴隷達を解放した。が、追手に毒矢を射られ仮死状態に陥った。さくらは、妖術使いのガマ婆(毛利菊枝)に命乞いをした。やがて元気を取戻した菊丸は、さくらが竜の御印が入っているとも知らず川で拾った革袋を婆に渡したことを知り、婆の洞窟を襲って御印を奪い返した。ところで、博楽王の遠縁に当る愛民王(市川男女之助)の遺児・桂比女(朝海圭子)は、巨船“黒くじら”で朝光の軍船を沈めていた。朝光は兄弟をおびき出す手段として、人質として捕えていた兄弟の母玉子(市川春代)を火あぶりの刑に処する断を下した。当夜、高丸菊丸は刑場に忍び寄った。菊丸は、母を呼ぶさくらの声に、彼女が妹糸玉だったことを知った。死闘が展開された。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
松本錦四郎
花ノ本寿
泉京子
四代目澤村國太郎
- スタッフ -
原作:沢田賢二
原作:高垣葵
監督:丸根賛太郎
脚色:峰竜太
脚色:水上伸郎
撮影:黒田清巳
音楽:宇野誠一郎

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇