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【作品データベース】晴れて今宵ははれてこよいは

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・78分 大船作品
山内久の原作を共同執筆者・富田義朗が脚色し、尾崎甫が監督する喜劇。撮影は西川亨。

STORY
今日も建設現場では、日雇い労働者から立身出世した平河建設社長の平河荘三(三井弘次)が、罵声をはり上げていた。荘三は頑固で、家庭でも会社でも雷親爺で有名だった。ある日、荘三と昔別れた女との間に生まれたゆきえ(杉田弘子)という娘が、十五万円の無心にやって来た。一度は追いかえしたが、荘三が帰宅すると女中になっているのをみて驚いた。平河一家は料理好きの妻志乃(三宅邦子)、ムッツリヤの絵描きで長男の俊作(小坂一也)、親爺の競争相手の工藤建設の息子正志(北原隆)と恋愛中のハネッカエリの裕子(有沢正子)、ジャズマン志望の次男・雄二(片桐真二)だった。家族は荘三に頭が上らなかったのが、ゆきえが女中になってから、主人が女中にやりこめられるという珍現象が起った。ある日、荘三は仕事のことで料亭に行き、工藤建設の社長(北竜二)と喧嘩した。その席には芸者・小雪と名乗る荘三の実の娘がいた。彼の家に住み込んだゆきえと名乗る女中は、小雪の従妹の篠田スミ子(朝丘雪路)だった。スミ子は恋人の立原(清川新吾)が入学金に困っているのと、ゆきえの話に義憤を感じてやった芝居だった。ゆきえは志乃にすべてを話した。数日後、荘三は子供達に吊し上げられた。俊作はスミ子と結婚したいといった。荘三は子供達の要求をはねかえした。スミ子には十五万円やって家を出てもらうことにした。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
杉田弘子
朝丘雪路
小坂一也
有沢正子
- スタッフ -
原作:山内久
監督:尾崎甫
脚色:富田義朗
撮影:西川亨
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:現代劇