映画・アニメの世界

【作品データベース】三人姉妹さんにんしまい

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・70分 大船作品
中村八朗の原作を馬場当が脚色したホームドラマ。生駒千里が監督し、篠村荘三郎が撮影した。

STORY
尾形家は真弓(杉田弘子)、美保(十朱幸代)、陽子(金井かつみ)の三人姉妹に気の弱い両親、そして権力絶大なるおばあちゃん(東山千栄子)の六人家族である。日本棋院五段の免状を持つおばあちゃんは出張教授を承って尾形家の生活費の大半を支えているので万般にわたって権力がある。三人姉妹の心配するのは、この権力家のおばあちゃんが養子縁組を力説することである。自分達の恋人に、養子ゆえに気の弱い父親の二の舞いはさせたくない。バスガイドの真弓には自衛隊員の佐山(高野真二)という恋人がいるが、この佐山の養子ぎらいが悩みの種である。高校生の美保は学校の帰り、悪童連のいたずらから救ってくれたクラスメートの環克彦(三上真一郎)とつき合うようになった。隣家の浪人学生原田(田浦正巳)の女々しいのに比較すると、克彦の不良っぽさが美保の気に入った。「俺のスケになるか?」と言われ、ドギマギしているうちに、仲良しのマリ(九條映子)が早くも克彦と雀射ちの約束をするのを見ては心が騒いでくる。失業したことでおばあちゃんに説教された父(日守新一)が家出した。佐山とおばあちゃんが正面衝突してしまったので真弓も尾形家を飛び出した。母もとうとう独裁に反抗した。この集団家出以来おばあちゃんはよけい依怙地になった。雀射ちは失敗だった。マリは空気銃で怪我するし、克彦は犯人扱いされて大ムクレ。しかもマリの家で出張教授中のおばあちゃんの耳に、美保がトリスバーの息子克彦と仲がよいということが聞こえてしまった。そんな時、おばあちゃんの茶のみ友達が大往生を遂げた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
杉田弘子
十朱幸代
東山千栄子
九条映子
- スタッフ -
原作:中村八朗
監督:生駒千里
脚色:馬場当
撮影:篠村荘三郎
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:現代劇