映画・アニメの世界

【作品データベース】大暴れ八百八町おおあばれはっぴゃくやちょう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・84分 京都作品
渡辺邦男・冬島泰三の脚本を、渡辺邦男が監督した娯楽時代劇。撮影を渡辺孝が担当。

STORY
泰平の江戸--源兵衛長屋は今日もにぎやかである。料亭“紅葉屋”の通い女中お米(川口京子)、富クジで一獲千金を夢みる富蔵(北上弥太朗)、侍志願の又平(田崎潤)、左官の六兵衛(田中春男)、八卦見了斎(トニー谷)らの仲間の頭目は浪人杉田千之助(高田浩吉)だった。もと水野藩の臣だった千之助は藩の勘定奉行渡瀬仁右衛門(小堀明男)の横流しを諫言したため追放され、今は池野道場の師範代を勤めていた。池野(永田光男)から豪商白銀屋の不正取引の用心棒をたのまれた千之助は断ったが、同時に師範職も失った。白銀屋(山路義人)は飛入りの剣客鳳一作(近衛十四郎)を殺し屋としてやとった。或る日長屋へ一人の浪人が追われて来た。千之助達に助けられたその浪人は、千之助の水野藩での同僚榎本信三郎(松本錦四郎)で、同じく渡瀬に国を追われ、今は江戸で悪事を働く渡瀬に命を狙われているのだった。白銀屋と組んで横流しを企てる渡瀬は幕府きっての知恵者青山主膳(名和宏)を抱き込もうと企てた。紅葉屋に招かれた主膳は渡瀬に懐柔されたと見せかけ、ひそかに彼らの様子を探った。榎本は河岸の人足に化けて渡瀬の悪事の証拠つかみに苦心していた。或る日、千之助のもとにお米が来て訴えるには、お米は三両の借金のカタに紅葉屋で働いていたが、出入りの白銀屋がお米を渡瀬にとりもとうとしつこく言い寄ると云う。千之助は鳳相手に三両の賭勝負を申込み、見事鳳の刀を落して、その三両でお米の証文を取り返した。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
瑳峨三智子
川口京子
近衛十四郎
- スタッフ -
監督:渡辺邦男
脚本:渡辺邦男
脚本:冬島泰三
撮影:渡辺孝
音楽:山田栄一

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇