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【作品データベース】伝七捕物帳・幽霊飛脚でんしちとりものちょう・ゆうれいひきゃく

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・83分
伝七捕物帖シリーズの第十一話。城昌幸・土師清二・陣出達朗・野村胡堂の原作を、安田重夫が脚色、酒井欣也が監督した。撮影は片岡清が担当。

STORY
将軍家斉(真木康次路)の頃、年頃の娘を次々と犯して殺す幽霊飛脚なる殺人鬼が江戸にあらわれた。或る夜、小普請組若狭勘解由(藤間林太郎)の娘お市(松山容子)を奪うという予告状が来た。警固を依頼された伝七(高田浩吉)、道場主大場接心斎(石黒達也)らで邸は十重二十重に囲まれた。正四つ、猛烈な爆発音が突如として起った。一同が気をとられたすきに、お市は朱に染まって死んでいた。邸出入りの仕出し屋の岡持に爆薬はしかけられていた。幽霊飛脚が奇怪な般若の面をつけていたこと、得られた手掛りはこれだけだった。上方から伝七の子分竹(伴淳三郎)が帰って来た。竹の活躍を待っていたように幽霊飛脚は再び予告状を出した。材木問屋羽黒屋の娘お絹(北条喜久)だった。警備は何の役にも立たなかった。お絹も死んだ。伝七は逃げる曲者を発見、右手に分銅を投げつけたが逃げられてしまった。その日伝七は、お絹が大奥へ上る予定だったという意外なことを聞いた。将軍側室お万紀の方(浦里はるみ)に代る側室が老中の命で募集されていることも分った。幽霊飛脚はお万紀の方の頼みで新しい側室候補の娘を殺し廻っているのに違いない、と伝七は考えた。米問屋立花屋の娘くめ(千之赫子)が新たに候補に上った。能宗家の跡取り新三郎(松本錦四郎)と恋仲のくめは訪れた伝七に物言いたげだった。その帰途、伝七は覆面の一隊に襲われ、川中へ姿を消した。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
瑳峨三智子
伴淳三郎
千之赫子
- スタッフ -
原作:野村胡堂
原作:城昌幸
原作:土師清二
原作:陣出達朗
監督:酒井欣也
脚色:安田重夫
撮影:片岡清
音楽:山田栄一

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇