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【作品データベース】花の幡随院はなのばんずいいん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・117分 京都作品
陣出達朗の原作を、鈴木兵吾と本山大生が脚色した、幡随院長兵衛の生涯を描いた娯楽時代劇。大曾根辰夫が監督し、石本秀雄が撮影した。

STORY
旗本無頼水野十郎左衛門(森美樹)を頭目とする白柄組と、町奴幡随院長兵衛(八代目松本幸四郎)の一家が対立していた。長兵衛一家の食客となった白井権八(津川雅彦)は、長兵衛の乾分極楽十三(北上弥太朗)と一夜吉原に遊んだ。権八は、白柄組の座敷に吉原一の花魁小紫(瑳峨三智子)がいることを知ると、小紫は自分といい交した仲だと名のり「俺は長兵衛一家の厄介者」だと見栄をきった。白柄組は幡随院と聞くやいきり立ち乱闘となった。十三は、あやまって水野の仲間惣平(中山昭二)を斬った。十三は五十日の牢入りとなった。その頃、権八を仇と狙う本圧助七(小笠原省吾)、助八(松本錦四郎)兄弟が、水野の食客となっていた。水野らは、本庄兄弟を利用し、権八を討つと同時に長兵衛をも陥れようとした。が、長兵衛にあしらわれた。牢から出た十三を再び囮とした水野は、長兵衛に「権八と引換えに十三を返す」と言って来た。権八は単身水野の邸へ出掛けようとしたが、長兵衛に止められた。俺一人で行けば旗本奴に傷がつきこそすれ町奴には咎めがないはずだと言い、長兵衛は水野の邸へ行った。そして、十三の身柄を貰い受けた後、水野の奸計と知りつつ湯殿で覚悟の死をとげた。水野を始め白柄組に死を賜わるという将軍の沙汰があった。助七助八兄弟も、権八が刀を捨てるというので、大小を捨てた。十三は、自分が殺した惣平の妹お葉(高千穂ひづる)と結ばれ、江戸の守り本尊となるべく努力することを誓った。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
八代目松本幸四郎
山田五十鈴
津川雅彦
瑳峨三智子
北上弥太朗
- スタッフ -
原作:陣出達朗
監督:大曾根辰夫
脚色:鈴木兵吾
脚色:本山大生
撮影:石本秀雄
音楽:斎藤一郎

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇