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【作品データベース】恋愛裁判れんあいさいばん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・69分 大船作品
下光軍二のエッセイを映画化したもので若尾徳平が脚色し、尾崎甫が監督したコメディ。撮影は坂本松雄が担当。

STORY
磯村真理(田代百合子)は妙齢の美人弁護士である。男女の絶対的平等を目指して法律事務所に勤めている。弁護士仲間の河合省吾(菅佐原英一)とは互いに憎からず思っているのだが、愛情の方は一向に進展せず、会えば議論ばかりしている。ある日、親友の寺尾喜美子(福田公子)が調停を頼んで来た。プロ写真家の夫節太郎(高野真二)がヌードモデルに熱を上げて困るというのである。節太郎は妥協を見せるどころか、モデルを家に同居させた。問題は家庭裁判所に持出された。次の仕事は売春容疑で挙げられた顔馴染みの芸者玉子(関千恵子)を貰い下げに行くことだった。やっと貰い下げたところ、玉子は意外なことを真理に頼んだ。竹内(トニー谷)という男からサービス代に貰った小切手が不渡りでだまされてしまったから、先方からその金を取ってくれというのである。競輪場で竹内に交渉したが、なかなかの狸で金を出さない。真理が詐偽罪で訴えるとおどすと、やっと一万円出した。一方寺尾には妾立退きの処分を強行して反省を促したつもりだったが、寺尾はモデルともども家を出てしまった。河合は真理の姪順子(中圭子)が押しかけ秘書に来て弱っていた。順子のお色気戦術が盛んな上に、玉子の口から真理が河合のことを何とも思っていないと聞かされたのでくさった。その頃寺尾と喜美子の離婚問題が再燃した。銀座のバーに勤めた喜美子は慰謝料をとって寺尾と別れる決心をしたが、モデルに逃げられた寺尾はヨリを戻したがった。ひょんなことから双方の弁護人として真理と河合は法廷で顔を合わせた…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
田代百合子
菅佐原英一
高野真二
泉京子
福田公子
- スタッフ -
原作:下光軍二
監督:尾崎甫
脚色:若尾徳平
撮影:坂本松雄
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:現代劇