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【作品データベース】よさこい時雨よさこいしぐれ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・72分 京都作品
本山大生の脚本により酒井欣也が監督したもので、ペギー葉山の主題歌にのせて描く股旅もの。撮影は片岡清が担当している。

STORY
土佐一円を二分する親分浦戸屋嘉兵衛(寺島貢)の家へ草鞋をぬいだ旅鴉時雨の新太郎(田村高廣)が、一方の親分宇佐の伝蔵(乃木年雄)を斬って再び旅へ出た。新太郎が伝蔵を斬ったのは、嘉兵衛の代貸吉五郎(小笠原省吾)の奸計によるもの、吉五郎は親分を殺し土佐一円の縄張りを手に入れようとしていた。伝蔵を斬った新太郎に嘉兵衛は激しい怒りを感じた。一人娘おたえ(川口京子)とめあわせ、縄張りを譲ろうと考えていたからだ。伝蔵の跡とり総六(中原伸)が新太郎の後を追った。その夜、吉五郎は旅人銀次(田村保)を使って嘉兵衛を闇討ちにし、銀次をも河中へ斬りすてた。土佐一円の縄張を掌中にした吉五郎は、嫌がる(瑳峨三智子)に惚れられ逃げ回るはめとなっていたが、一夜、宿で胴巻を盗まれた。盗んだのは九死に一生を得た銀次で、あっさりお仲に捕った。というのも、銀次はお仲の乾分だった。銀次から吉五郎の奸計と嘉兵衛の死を聞き新太郎は激怒した。そこへ躍り込んだのが総六の一行。銀次の証言と新太郎の必ず吉五郎を討つという言葉に一行は納得した。やがて吉五郎の跡目相続の日が来た。事情を知らぬ仁吉(名和宏)の仲人で、吉五郎と自害を覚悟のおたえが祝言の席についた。その場へ躍り込んだ新太郎、並いる親分衆に吉五郎の奸計を打明けた。真相を知った仁吉らの協力で新太郎は吉五郎を倒した。嬉し涙のおたえ。しかし新太郎は総六の前に坐り、親分の恨みを晴らしてくれと叫んだが、今は総六もすべてを許した。翌日、行く手の小高い丘にお仲が立っているとも知らず三たび草鞋をはく新太郎の姿があった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
田村高廣
瑳峨三智子
川口京子
小笠原省吾
- スタッフ -
監督:酒井欣也
脚本:本山大生
撮影:片岡清
音楽:池田正義

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:時代劇