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【作品データベース】かくれた人気者かくれたにんきもの

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・76分 京都作品
獅子文六の『おばあさん』を、依田義賢が脚色、酒井欣也が監督したホーム・コメディ。撮影は石本秀雄が担当している。

STORY
今春高校を卒業する丸子(大西さく子)は、栄養学校を志望している。だが、欣一(石黒達也)・滝子(浅茅しのぶ)の両親は反対だった。賛成してくれるのはおばあさん(清川虹子)だけだ。丸子は、両親に無断で栄養学校へ願書を出したと言った。おばあさんは、欣一と滝子から丸子の養子の話があるから見合をすすめてくれと頼まれたばかりだった。また、おばあさんの三男の三平(三木のり平)が、結婚したいと言い出した。彼は欣一の脛かじりで新劇に熱中している。欣一は三平が芝居をやめないかぎり、結婚費用など出しそうにもない。それに、相手のマリ子(千之赫子)という娘も同じ劇団の女優でアルバイトにバーに勤めていた。ある日、おばあさんの次女の八重子(水原真知子)が家出したという知らせがあった。彼女は開業医に嫁いでいるのだが、これはよろめきがちの夫(田中春男)をこらしめようという心算らしかった。慌てて迎えに来た夫に迎えられて、この事件は無事落着した。おばあさんは、花婿立候補の恒夫(渡辺文雄)を、夕食に招くという形で丸子に会わせた。不意打ちの見合いに丸子は怒ったが、恒夫を嫌ったのでもないらしかった。結局、恒夫と交際するという条件で、栄養学校入学が認められた。ところがおばあさんが恒夫の父の謙三(渡辺篤)と大喧嘩をしてこの縁談は破談になった。欣一夫婦は怒った。丸子も淋しそうだ。おばあさんは隠居部屋にこもった。しかし、恒夫が怪我をし、これがいい機会になって恒夫と丸子はめでたく結ばれたのである。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
清川虹子
大西さく子
三木のり平
渡辺文雄
- スタッフ -
原作:獅子文六
監督:酒井欣也
脚色:依田義賢
撮影:石本秀雄
音楽:西山登

配給:松竹
Ⓒ1959松竹株式会社

ジャンル:現代劇