映画・アニメの世界

【作品データベース】二度とないぞ青春はにどとないぞせいしゅんは

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・67分
中村定郎・芦沢俊郎・入江円の共同脚本を、『幸福の合唱』の池田博が監督した青春篇。撮影も同じく『幸福の合唱』の中島信雄。

STORY
城北大学ラグビー部の池島亮一(津川雅彦)と、城南大学のラガー十時晴夫(川津祐介)は、父親同士が親しかった関係で、兄弟同様に育った。亮一の父はすでに亡くなり、今は極東建設の重役をしている晴夫の父逸作(北竜二)の世話を亮一は受けていた。母(大塚君代)が心臓を悪くし、入院費用として五万円ほどが必要になった。アルバイトを見つけ、前借りをさせて貰おうと決心した。ナイトクラブ「ブラインドサイド」の社長笹島(高野真二)が、城北の池島と知って亮一を照明係に雇った。ホステスのみゆき(福田公子)と知り合い、彼女の生き方に共感した。が、睡眠不足のために練習がおろそかになりがちで、コーチの二宮(大木実)に叱咤された。ある夜、クラブの用心棒に制裁を受けていたみゆきを救おうとして、亮一は乱闘事件を起した。そして、それが新聞にスッパぬかれ、ラグビー部から身を引かねばならなくなった。亮一はみゆきから意外なことを聞いた。彼女らはコールガールであり、その組織を握っているのが笹島だと言うのだ。支配人の大滝(福田正剛)が用心棒のグレン隊を集め、亮一の後を追わせた。自分たちの秘密を知られた以上、生かしておいては面倒だと考えたのだ。亮一が苦戦している時、ラグビー部の連中が駈けつけた--。翌日、ラグビー部は全員退部を申し出た。事情を聞いた部長は、亮一の復帰をも許した。間もなく、城北対城南のラグビー試合の日が来た。タイム・アップ寸前に、亮一の見事なトライが成って城北は城南を倒した。控室に引揚げた亮一に、晴夫の妹早苗(牧紀子)が飛びついた。敗けた晴夫には、部のマスコット道子が寄りそった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
津川雅彦
川津祐介
牧紀子
大木実
- スタッフ -
監督:池田博
脚本:中村定郎
脚本:芦沢俊郎
脚本:入江円
撮影:中島信雄
音楽:牧野由多可

配給:松竹
Ⓒ1960松竹株式会社

ジャンル:現代劇