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【作品データベース】敵は本能寺にあり てきはほんのうじにあり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・98分
直木賞作家・池波正太郎のオリジナル・シナリオを、『抱寝の長脇差』の大曾根辰夫が監督した、明智光秀の生涯を描く時代劇。撮影は『黒潮秘聞 地獄の百万』の石本秀雄。

STORY
戦国時代。尾張の織田信長(田村高廣)は近江安土に城を構え、天下統一の覇業をすすめつつあった。その幕下で異彩を放っていたのは、羽柴秀吉(河津清三郎)と明智光秀(八代目松本幸四郎)の二人だった。天正7年、君命により秀吉は因幡鳥取城へ、光秀は丹波八上城攻略へ。が、光秀の丹波攻略は波多野秀治(小笠原省吾)、秀尚(安井昌二)兄弟の抵抗を受け、はかばかしくなかった。信長は業をにやし、競争相手の秀吉に交替を命じようとした。やむをえず光秀は母の園枝(村瀬幸子)を人質に送り、平和裡に波多野を降した。しかし、信長は光秀との約束を破り波多野兄弟を殺したため、園枝もまた波多野方の手で殺されてしまった。その頃、信長の寵臣森蘭丸(中村万之助)が二つのことを信長にねだっていた。一つは、父の領地であった近江の国を、もう一つは光秀の次女桔梗(北条喜久)を貰いたいと。だが、桔梗には光秀の甥左馬之助(森美樹)という許婚者があった。縁談の不成立により、光秀はすでに決まっていた西国征伐の総大将を秀吉と交替させられた。天正10年、織田軍は甲斐の武田勝頼を天目山の決戦で潰滅させた。この功略に加勢した織田の客将、岡崎の徳川家康(嵐勘寿郎)をねぎらうため、信長は光秀に接待役を命じた。光秀は礼を厚くしてもてなしたが、信長は光秀を家康と密通あるかのごとく叱責、ただちに秀吉の指揮下に入るよう命じた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
八代目松本幸四郎
田村高廣
瑳峨三智子
淡島千景
岸惠子
- スタッフ -
監督:大曾根辰夫
脚本:池波正太郎
撮影:石本秀雄
音楽:加藤三雄

配給:松竹
Ⓒ1960松竹株式会社

ジャンル:現代劇