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【作品データベース】中乗り新三・天竜鴉 なかのりしんぞう・てんりゅうがらす

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・79分
宇野正男・岸生朗の共同脚本を、『スパイと貞操』の山田達雄が松竹での第一作として監督した股旅もの。撮影は『闇法師』の服部幹夫。

STORY
中乗り新三(三波春夫)は江戸深川の材木問屋相模屋の世話になっていたが、江戸に大火が起り材木の需要が増したため材木の買付けに一役買って、番頭の与助(尾上菊太郎)、手代の長七(花井緑太郎)と共に木曽へと急いだ。その道中で、数人のやくざにからまれているおくみ(高山裕子)お篠(桑野みゆき)親娘を救った。新三はなぜか名前を名乗らなかった。伊那の町--昔世話になった木材調達の元締平井の仁助(四代目澤村國太郎)を訪れた新三は快く力になろうと約束する仁助に感激した。しかし一番喜んだのは新三を秘かに慕う仁助の娘お小夜(北条喜久)である。だが、仁助一家の千太郎(松本錦四郎)は面白くなかった。その頃お浜御殿全焼で将軍家より復旧のため御用材発送の命を受けた土地の代官岩上群太夫(永田光男)は、それを鍾馗の大八(名和宏)に命じた。仁助の縄張りを横取りしようとしていた大八は好機到来とばかり、仁助の溜池にわざと御用材を流し込み盗材の罪を仁助にさせた。怒った新三は大八の家に殴り込みをかけるが、代官所の加勢に窮地に立たされた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
三波春夫
桑野みゆき
松本錦四郎
北条喜久
- スタッフ -
監督:山田達雄
脚本:宇野正男
脚本:岸生朗
撮影:服部幹夫
音楽:高橋半

配給:松竹
Ⓒ1960松竹株式会社

ジャンル:現代劇