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【作品データベース】兵六大臣行状記 漁色のこよみ へいろくだいじんぎょうじょうき・りょうしょくのこよみ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・80分
下川儀太郎の原作を、柳沢類寿と山根優一郎が共同で脚色し、森美智夫が監督した喜劇。撮影は川原崎隆夫が担当している。ポスターコピーは「酒好き!女好き!伴淳の三等大臣、体当たりの爆笑人生!!」

STORY
奥山村きっての名門大高家の三男兵六(伴淳三郎)は、能なしの女好きとして悪名高かった。そんな兵六は遂に勘当されてしまう。それから15年、金権で観光大臣となった兵六が故郷へ帰ってくることになった。大臣になり赤坂の芸妓上りの喜美江(葵京子)を妻としているが、喜美江の同僚だった花奴(瑳峨三智子)はじめ相変らず女に目のない兵六である。さて、そのお国入りは、奥山村を地盤とする代議士山川桃太郎(五味勝雄)や南海興業の宮下(山路義人)から人気凋落を狙っての策謀で、駅には出迎えの人が一人もいないという淋しさであった。その上、山川達は兵六の女関係を暴露しようと、花奴を奥山に住みかえさせたり新聞社を抱き込んだりした。一方、兵六は小学校に気前よくピアノを寄附したため評判は上々。しかし女の方は相変わらずで、小学校の若い杉浦先生(牧紀子)の手を握ったりして、その恋人の新聞記者一郎を怒らせたり、秘書の青田(高野真二)を驚かせた。山川達はこれを知って、兵六に杉浦先生をとりもとうとするが失敗。こんどは花奴と兵六のホテルでの情事を子分の新聞記者金田(南泰介)、三谷(サトウ・サブロー)らに記事にさせようとした。だが、正妻の喜美江が現われて謀略はまたも失敗。兵六は昔なじみの女お玉(佐乃美子)の家からの帰り道、村で農事用水として神聖視されている聖川に立小便したことから大騒ぎとなった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
瑳峨三智子
牧紀子
毛利菊枝
安住譲
- スタッフ -
原作:下川儀太郎
監督:森美智夫
脚色:柳沢類寿
脚色:山根優一郎
撮影:川原崎隆夫
音楽:木下忠司

配給:松竹
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