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【作品データベース】夕陽に赤い俺の顔 ゆうひにあかいおれのかお

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・82分
寺山修司のオリジナルシナリオを篠田正浩が監督したアクションコメディ。悪徳土建屋に父親を殺され、復讐を心に誓った娘。土建屋は8人の殺し屋を雇ってこの娘を殺そうとするが、ガンマニアの青年が彼女を救う。

STORY
詐欺と不正を働く××建設の水田専務(菅井一郎)は殺人業マネージャー大上良太(神山繁)の紹介で殺し屋を雇うことになった。下町殺し屋のメンバーは、猟師の娘でいつも山羊を連れ人は殺すが獣を殺すのはいやというナギサ(炎加世子)。ガダルカナル戦当時より小銃を使い実戦で鍛えた腕を誇る伍長(内田良平)。殺し屋という仕事を合理化して株式組織にしようとしている大学生の殺し屋フットボール(渡辺文雄)。殺し屋と医者を使いわけるドクター(水島弘)。香港帰りのレディ・キラー香港(諸角啓二郎)。ドスに腹巻きスタイルでナイフを使う戦前派、越後一家(三井弘次)。今まで殺した九十九人の写真をアルバムに貼り眺めて泣いているセンチ(平尾昌晃)。文学青年で詩を愛している殺し屋詩人(小坂一也)、の七人。腕の優劣を決めるため、競馬場で一着に入ってくる馬の騎手の帽子を射ち落すといった方法がとられた。殺し屋が手を出せないでいるうちに、ガンマニアである石田春彦(川津祐介)がいたずらに射ち落としてしまった。大上は早速、春彦を水田のところに連れていった。水田の頼みは建築業界誌の記者有坂茉那(岩下志麻)を殺すことであった。茉那は水田の悪質な手口にかかって潰され一家心中した○○不動産の遺児で、復讐のため××建設及び水田の不正を裏づける資料を集めていた。それを横取りして水田に売りつけようとする左井(西村晃)は、情婦でストリッパーしかも殺し屋を兼ねているユミ(柏木優子)に茉那を狙わせていた。プロの面目にかけても素人の春彦に仕事は任せられないと殺し屋は春彦殺害を企むが、ナギサが春彦に惚れ、春彦が茉那に恋したことから事件はもつれはじめた。殺し屋達は大上を春彦と誤って殺し、春彦は茉那を助けて水田を敵に廻した。その頃、左井は茉那の資料を盗み水田の還暦祝いのパーティの席上で取り引きしたが、帰途香港に襲われ、情婦のユミもナギサと春彦を争って殺されてしまった。その間に春彦は水田の書斎から資料を盗み出し、茉那の許に逃げ出した。水田は春彦の裏切りに気がつき、七人の殺し屋に二人の殺害を命じた。二人の命はまさに風前の灯であった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
川津祐介
岩下志麻
炎加世子
渡辺文雄
小坂一也
- スタッフ -
監督:篠田正浩
脚本:寺山修司
撮影:小杉正雄
音楽:山本直純

配給:松竹
©1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇