映画・アニメの世界

【作品データベース】快人黄色い手袋かいじんきいろいてぶくろ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・82分
川内康範が原作を自ら脚色し、新人第一回の市村泰一が監督した伴淳三郎の活劇。服部幹夫が撮影を担当した。伴淳三郎が“怪人”を演じ、飛燕の身軽さで神出鬼没の活躍する。

STORY
これは現代の奇跡の物語である。いつ頃からか、都内に歌声と共に黄色い手袋と称される怪人(伴淳三郎)が出現、悪人たちを震撼させていた。袖下代議士(永田光男)の選挙違反、黒木屋脅迫事件、不正外車事件、庶民住宅の不正契約などがすでに黄色い手袋によって摘発されていた。捜査二課では正義の使者として、庶民の人気を呼ぶ黄色い手袋の逮捕に頭を痛めていた。新航空商社の社長赤木村(深見泰三)がグラマー機の民間航空への切りかえに不正。グリー産業社長山梨(山路義人)の脱税。両者は黄色い手袋より多額な金を奪われた。その金は翌日、ヘリコプターを使って貧民街にバラまかれた。権藤部長刑事(明智十三郎)の取り調べに赤木村、山梨はゆすられた覚えはないと頑張った。だが黄色い手袋により警視庁に提出された細かいデーターによって二人は留置された。トップ社北条寺は婦人記者である妻のシマ子(鳳八千代)に尻を叩かれて黄色い手袋を追っていた。トップ社は黄色い手袋の正体発見に10万円の賞金をかけた。ある夜、私立探偵紫五郎太(小坂一也)は靴みがきの次郎(昇政信)の報告で銀行ギャングを発見した。しかし黄色い手袋の出現によって一味は逮捕された。次郎は殺し屋黒い手袋(田村保)の兇弾に負傷した。黒い手袋は黄色い手袋をおびき出すため、五郎太、シマ子をさらって、南太平洋の禿鷹(五味勝雄)一味に渡した。だが、その裏をかいて二人を救った黄色い手袋は逆に禿鷹から500万円を奪って去った。この時、シマ子と五郎太は黄色い手袋の首に発見したホクロが北条寺の首のホクロと同一場所にあるのに疑問を持ったが、北条寺にはアリバイがあった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
鳳八千代
小坂一也
北条喜久
- スタッフ -
原作:川内康範
監督:市村泰一
脚色:川内康範
撮影:服部幹夫
音楽:小川寛興

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇