INTRODUCTION
上映時間・223分
川内康範が自らの原作を脚色し、『激闘』の岩城其美夫が監督したコメディ。撮影は『もず』の長岡博之が担当している。「恋を拾いに帰ってきました」…南米帰りの話題の億万長者とマスコミ界のトップレディアが織りなす恋のかけひきを、ソフトなお色気で包んだ青春喜劇。桑野みゆきの主演モノ。

STORY
ある日の羽田空港はアマゾンで金鉱を発見した話題の億万長者綾小路（杉浦直樹）の帰国で、マスコミ記者達が大勢つめかけていた。アナウンサー城みゆき（桑野みゆき）と助手の石川（清川新吾）、みゆきの親友で雑誌記者の万利（芳村真理）とカメラマンの杉田（吉野憲司）なども首を長くして待っていた。綾小路は羽織袴のいでたちで、お供に柔剣道の達人荒巻大五郎（山下洵一郎）を従えていた。記者達のインタビューに綾小路は「恋を拾いに帰って来ました」と言って記者達を煙にまいた。みゆきは放送局の依頼で綾小路と対談することになった。綾小路は背広を着こなし中年紳士の魅力を発散させながらスタジオに現われた。対談にみゆきはファイトを燃やして綾小路にぶつかったが軽くあしらわれ手も足も出なかった。みゆきは綾小路に恋を感じているのだが心の中でそれを否定しているのだ。万利は荒巻に完全にいかれていた。ある日、みゆきは日本の南端にある海賊村を探訪に出かけた。この村は他国者を寄せつけず無理に潜入すると取材はおろか満足な身体で帰ってこれなかった・・・。

- キャスト -
桑野みゆき
杉浦直樹
芳村真理
山下洵一郎
- スタッフ -
原作：川内康範
監督：岩城其美夫
脚色：川内康範
撮影：長岡博之
音楽：牧野由多可

配給：松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル：現代劇