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【作品データベース】女舞おんなまい

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分
円地文子・秋元松代のABC連続放送劇の映画化。柳井隆雄と大庭秀雄が脚色し、大庭秀雄が監督した。撮影は長岡博之が担当している。岡田茉莉子が舞踊の師匠を演じ、佐田啓二とともに色彩版の華麗な場面を見せて評判になった。

STORY
浜村流の舞踊家・浜村千弥(岡田茉莉子)は能楽宗家の若太夫、西川昌三(佐田啓二)について能の稽古を始めた。彼の稽古は厳しかった。西川には女性交渉についての噂がたえなかった。華族の五条克子(杉田弘子)がよく訪れた。千弥もまた、西川の不思議な魅力に引き寄せられていった。彼女は、各派合同の舞踊発表会に、能からとった新作の「花筐」を出すことにし、国文学者の布川(宮口精二)に台本を書いてもらった。布川は助手の神崎(仲谷昇)を紹介した。布川と、父の修平(三津田健)は神崎を千弥の婿にと考えていたのだ。発表会で、千弥の踊りは他の各派を圧倒した。能衣裳展での帰り、千弥は西川に誘われ、彼に抱かれた。一方、神崎は千弥の弟子の朝弥(岩下志麻)と親しくなっていた。千弥は、修平から神崎と結婚する気はないかと言われた。西川に相談したが、彼は結婚したらいいと相手にしなかった。しかし、千弥は西川への執着を断つことができなかった。また、各派合同の春季舞踊会がやってきた。千弥は朝弥と連獅子を踊ったが、心の乱れは踊りの精気を失わせた。舞台が終わると倒れ、静養に箱根へ行った。近くの別荘にきていた布川から、西川が廃嫡になって金沢へ追われたことを知らされた。千弥は金沢へ行こうと思ったが、東京から電話で、修平が心臓の発作を起こしたと知らせがあった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岡田茉莉子
佐田啓二
岩下志麻
千之赫子
仲谷昇
- スタッフ -
原作:円地文子
原作:秋元松代
監督:大庭秀雄
脚色:柳井隆雄
脚本:大庭秀雄
撮影:長岡博之
音楽:池田正義

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇