映画・アニメの世界

【作品データベース】大阪野郎おおさかやろう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・92分
椎名竜治の連続テレビ・ドラマの映画化で本山大生が脚色し、大曾根辰夫が監督した。撮影は石本秀雄が担当している。ポスターコピーは、「泣くな妹よ明日がある!風が盗んだ幸せに男ごころが火と燃える!」。

STORY
佐多玲一(大木実)は淡路島の南端の港町で廻漕店を営んでいたが、妹幸代(山田百合子)の消息を知りたい一心から、大阪のカスバと呼ばれる界隈に姿を見せた。ドヤ街にもぐりこんだ玲一は、多くの変わった人たちと接した。婦人刑務所で21年も服役したという猛者のおりん(浪花千栄子)、“ドヤのキリスト”といわれる薬局の主人徳兵衛(曾我廼家五郎八)、“大学”と呼ばれる拾い屋(藤山寛美)、エレベーター・ガールのルミ子(島かおり)、百円宿の娘ではげしい気性の芳枝(環三千世)、その親友の露子(葵京子)など。玲一は、やっと妹の幸代を不幸のどん底にたたきこんだ張本人池内(名和宏)とめぐりあった。今は土地の顔役神崎組の組長代理として竜次と変名した池内こそ幸代の夫で、一年ほど前、玲一が父の反対を押しきり自分の責任において一緒にしてやり、金まで添えて駈けおちさせてやったのだった。竜治は「神崎親分(五味勝雄)が幸代を奪いとって売りとばしたのや」と告げてすばやく逃げ去った。女をくい物にしている竜次は、高とびの金目当てに立ちん坊の六(伴淳三郎)を刺した。六は玲一に救われ一命はとりとめた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
大木実
伴淳三郎
藤山寛美
環三千世
- スタッフ -
原作:椎名竜治
監督:大曾根辰夫
脚色:本山大生
撮影:石本秀雄
音楽:加藤三雄

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇