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【作品データベース】わが恋の旅路 わがこいのたびじ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・91分
曽野綾子の原作「わが恋の墓標」を、『夕陽に赤い俺の顔』ではポップなセンスを全開させた篠田正浩監督x寺山修司の異才コンビが、オーソドックスなメロドラマに仕立てた恋愛映画。


STORY
石橋潔(川津祐介)はドイツ語を教えていた有閑夫人の宇佐美夫人(月丘夢路)との関係を清算し、自力で生活しようと、地方新聞である横浜タイムス社に入社した。ある日、社の先輩津田(佐藤慶)に喫茶店・朱印船に連れていかれ、そこでウェイトレスの千江(岩下志麻)の清潔なたたずまいに強くひかれた。潔は足繁く朱印船に通うようになった。千江目当てに通ってくる客には、木村(渡辺文雄)というブルジョア青年もいた。ある雨の朝、潔は街で千江に会った。二人の間は急速に深まっていった。潔は千江と結婚したいと、先輩の津田に相談した。千江から電話があった。競輪場のスタンドから父が落ちて入院したというのだ。翌日、潔は宇佐美夫人の許を訪れた。金を借りるためだ。夫人はしぶしぶ一万円の小切手を手渡した。潔は急に大阪に出張することになり、千江にも会えず出発した。その留守中に、千江は木村と結婚してしまった。が、この結婚には木村の父親が反対しており、千江の入籍も許されなかった。ある日、買物に出た千江は、自動車にはねられた。それから二ヶ月たった。初めて千江の輪禍を聞いた潔は、病院に駈けつけた。千江ははねられた時のショックで記憶を失っており、木村から離縁されてしまう。半月後、潔は千江を退院させて自分の下宿へ連れ帰った。潔は千江の記憶が戻らなくても結婚しようと考えたが、千江は申し入れをきかなかった。そして潔が出張中に干江は自殺を企て海にとびこんだ・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岩下志麻
川津祐介
月丘夢路
山村聡
- スタッフ -
原作:曽野綾子
監督:篠田正浩
脚色:寺山修司
脚色:篠田正浩
撮影:小杉正雄
音楽:山本直純

配給:松竹
©1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇