映画・アニメの世界

【作品データベース】秀才はんと鈍才どんしゅうさいはんとどんさいどん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・82分
花登筺が自らの原作を脚色し、的井邦雄が監督した明朗編。撮影を太田喜晴が担当している。大村崑、芦屋雁之助、芦屋小雁が鈍才トリオの大学生を演じている。

STORY
木原進(山下洵一郎)はアルバイト学生ながら大学きっての秀才。応援団長荒川雁右衛門(芦屋雁之助)、岡村崑次(大村崑)、西田小一(芦屋小雁)の三人は落第常習の鈍才トリオ。この四人、金がなくても青春を謳歌している点と、青春軒のウエイトレスさくら(岡かおり)を好きなことでは一致している仲よしグループ。さくらは、欲ばりな叔母とし(高山裕子)と、その息子五郎(安住譲)のために働かされているかわいそうな娘なのである。四人はさくらの誕生祝いをしてやった。席上、さくらに歌の才能があると分り、四人は彼女を歌手にすることになった。木原は大空レコードにアルバイトに行き、強盗を捕えたのが縁で社長に面接、さくらをテストしてもらうところまでこぎつけた。木原は無理な労働がたたって入院、岡村らがさくらをテストに連れていった。が、愚連隊とまちがえられ玄関払いをくわされた。インチキ芸能ブローカーの白川(上田寛)が、五郎ととしをくどいてさくらを連れ去った。としは、さくらが欲しいなら5万円よこせという。岡村たちにそんな金があるはずがない。そんな時、岡村に3万円のアルバイトの口がかかった。岡村とライト級チャンピオン山本が瓜二つなので、岡村を山本に仕立ててインチキ試合をやろうというのだ。ところが、当日には、監禁されていた山本が逃げ出してリングに上ってしまった。怒った連中は、山本と来合わせていた大空レコード社長(山路義人)にピストルを向けた。が、西田の助けがあっておさまった。社長が5万円と木原の療養代を出してくれるという。さくらは田舎の小屋で唄っていた。岡村らは白川に5万円をたたきつけ、さくらを取戻した。さくらはテストに合格した。木原が病床で作曲した曲がヒット、二人は人気者となった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
大村崑
山下洵一郎
芦屋雁之助
芦屋小雁
- スタッフ -
原作:花登筺
監督:的井邦雄
脚色:花登筺
撮影:太田喜晴
音楽:大森盛太郎

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇