映画・アニメの世界

【作品データベース】母と娘ははとむすめ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・86分
小糸のぶの原作を成沢昌茂が脚色し、川頭義郎が監督したハイティーンもの。撮影は荒野諒一が担当している。鰐淵晴子主演モノで、キャッチフレーズも「青春の魅力にはずむ鰐淵晴子!」。

STORY
文華女子学園に通う尾崎ひろみ(鰐淵晴子)は、ある日、友達と大磯ロングビーチへ遊びに行った。プールサイドで誤って中年の美しい婦人を突き落としてしまった。ひろみは素直にあやまった。中年の婦人は、銀座のバー・ポルモスのマダム弓子(月丘夢路)で、同行の紳士は銀座に洋品店をもつ河瀬(佐野周二)だった。帰りにひろみは河瀬と銀座へ行き、ポルモスを訪れた。そこに居合わせていたノンプロ野球の花形選手近藤(安住譲)とドドンパを踊ったりした。夜遅く帰宅した彼女は父の健介(佐分利信)に叱られたが、姉の伊久子(浅茅しのぶ)が取り持ってくれた。翌日の夕方、多摩川沿いを散歩していたひろみは、虫とりをしている青年を手伝った。権次郎(佐々木功)という学生で、夜店で虫を売るアルバイトをしているという。ひろみは、それから夜店の手伝いもするようになった。ある日、ひろみは近藤の出ている試合を見にいき、その帰り、彼と外苑をドライブし、唇を盗まれた。翌日、彼女は学校やポルモスへマスクをかけて現われた。伊久子はひろみがポルモスのマッチを持っているのを見て驚いた。マダムの弓子は、ひろみの生みの親だったのである。ひろみは母は死んだと思っていたから、これを知ったらショックを受ける。伊久子は弓子にひろみを近づけないよう頼んだ。近藤はポルモスの女給マリ(城山順子)と深い仲になった。潔癖なひろみはそれを知ると近藤との交際を止めた。ひろみは河瀬から弓子が母であることを聞いた。彼女は父と母を和解させようとしたのだ。そんなひとみを、権次郎がなにかといたわってくれた。弓子が資金ぐりで30万の金に困っているのを知ったひろみは、父の顧問料の28万円を無断で持ち出し、それを父からだと言って弓子に届けた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
鰐淵晴子
佐々木功
佐分利信
月丘夢路
- スタッフ -
原作:小糸のぶ
監督:川頭義郎
脚色:成沢昌茂
撮影:荒野諒一
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1961松竹株式会社

ジャンル:現代劇