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【作品データベース】おったまげ人魚物語おつたまげにんぎょものがたり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・84分
近藤啓太郎の原作「人魚おんもり物語」より、長瀬喜伴と中村定郎が共同脚色、堀内真直が監督した喜劇ドラマ。撮影は倉持友一が担当している。伴淳三郎が演じる画伯が捲き起こす珍騒動を描く。

STORY
東京を離れ平和な漁村白南町に住みついた画家の安藤計策(伴淳三郎)のところに、美人の永井夫人(宝みつ子)が避暑にやって来た。突然のことに大いに驚いたいた安藤は、夫人を町一番の旅館“飛魚屋”に案内した。永井夫人はイルカ島と言う無人島に毎日通うことになった。白い肌を小麦色に焼くのが目的だった。その送り迎えに、タイ吉君(三上真一郎)が選ばれた。漁師の純朴な青年タイ吉はすっかり夫人に夢中になり許嫁のムツ子(京はるみ)を怒らせてしまった。安藤先生はそんな二人に、何かと面倒をみてやるのだった。また、碁仇の栄一(桂小金治)という青年がバーの妖艶なマダム・エマ(三原葉子)にすっかり参ってしまっている。これも安藤先生が面倒をみなければならなかった。エマは、網元ダルマ(田中春男)の妻だが、変な外国人とも関係がある。この銀二(渥美清)というのが大変な色事師で、旅館“飛魚屋”の若主人幸一(大泉滉)の嫁ヒナ子(千之赫子)とも関係があり、安藤先生の手伝い婆さんおかね(沢村貞子)の娘スズ子(水原ユカリ)にも手をつけ、小金を捲きあげる悪党ぶりだった。しかし、ヒナ子はこのことが夫に知られてしまい投身自殺を図った。それがもとで、飛魚屋の若主人幸一は、気がくるってしまった。そして、スズ子も銀二の子供を宿し、自殺一歩まで気持が追いこまれてしまっていた。これ以上犠牲者を出したくないと考える安藤先生は、スズ子のお腹の子供は自分の子だと町の人に発表した。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
加東大介
三上真一郎
三原葉子
水原ユカリ
宝みつ子
渥美清
- スタッフ -
原作:近藤啓太郎
監督:堀内真直
脚色:長瀬喜伴
脚色:中村定郎
撮影:倉持友一
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1962松竹株式会社

ジャンル:現代劇