三人娘乾杯！

公開日：1962年7月18日（水）

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
富田義朗と菅野昭彦が共同で脚本を執筆、番匠義彰が監督した青春明朗篇。撮影を生方敏夫が担当している。鰐淵晴子、倍賞千恵子、岩下志麻が三人娘を演じている。

STORY
日東医大の女子医大生森川愛子（鰐淵晴子）は同じ大学の内科助教授小松忠雄（川津祐介）にほのかな思いを寄せている。その愛子を愛する同級生の立岩則夫（山本豊三）は、彼が下宿している漢方薬店の一人娘美千子（倍賞千恵子）に惚れられていた。そんな時、偶然の機会で、小松と愛子は吉岡商事の会計課長沢井信一郎（佐野周二）を手当てしてやったことから、彼の娘、澄子（岩下志麻）を知った。小松は澄子の美しさに心惹かれるのを感じた。ところで、澄子は、吉岡商事の次男で専務の修二（津川雅彦）の嫁にと、社長から希まれていた。信一郎の停年後の面倒をみるという話と一緒に、この話が持出されているため、信一郎と妻の加代（三宅邦子）もこの話に気を使っていた。愛子が下宿しているトンカツ屋とん亭の親父山崎達吉は、バー「おたき」のマダムたき子（藤間紫）に目をつけている。が美千子の父の文造（中村是好）も、このたき子に目をつけている。達吉はとんかつを運び、文造は漢方薬蛇の黒焼などを運んで御機嫌をとっている。一方、愛子の故郷小諸行きに誘われていた小松は、澄子の弟信吉（石川竜二）を連れて現われた。愛子に憧れて同行した則夫や中丸（大泉滉）は、愛子の不機嫌さにびっくりだ。このピクニックで、愛子はドライブに来ていた修二と知り合った。