映画・アニメの世界

【作品データベース】晴子の応援団長はるこのおうえんだいちょう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・64分
高橋二三のオリジナル・シナリオを酒井欣也が監督した喜劇。撮影は森田俊保が担当している。鰐淵晴子の主演モノ。謳い文句は、「天使の心、晴ちゃん頑張れ! 魅力新鮮なホームラン喜劇!」。

STORY
練馬鑑別所に腕にエンゼルの刺青を彫った「天使のマリー」と呼ばれる娘ペテン師(鰐淵晴子)が収容されていた。補導員の松谷先生(柳谷寛)も手を焼くズベ公だったが、根は純情で正義感の強い少女だった。ある日、そのマリーが脱走した。そして、彼女と瓜二つの高校生岡部晴子にめぐり逢った。晴子は両親に叱られて家出して来たのだった。家へ帰りたくないという晴子の言葉にマリーは、お互の服をとりかえ、マリーが晴子に、晴子がマリーに、変装してしまった。自動車事故で記憶喪失したと称して、うまうまと岡部運動具店に入りこんだマリーは「ネリカン」時代の癖がでて、ヒヤ汗の連続。しかし、人のいい辰吉(十朱久雄)、菊枝(藤間紫)の夫婦は全然疑おうともしなかった。向いの前川食堂の一人息子俊介(山下洵二)は、晴子の亡くなった兄一郎(竹脇無我)の親友で、共に城南大学の花形だったが、一郎は練習の無理がたたって急逝し、俊介だけがプロ球団のスカウトから追い廻される選手となっていた。それが辰吉、菊枝夫婦には面白くなかった。マリーの晴子は俊介との交際を禁止されるが、マリーは平気で俊介のために応援するのだった。そのマリーにとってしゃくなのは、城南大学の試合を必ず応援する美しい娘由美(藤由紀子)の存在だ。マリーは激しく由美と争った。そんなある日、俊介は外野フェンスに肩をぶつけてしまった。マリーは親身になって看護した。由美も外国製の薬を持って駆けつけた。そうしているうちに、優勝戦の日が近づいて来た。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
鰐淵晴子
山下洵二
竹脇無我
藤間紫
- スタッフ -
監督:酒井欣也
脚本:高橋二三
撮影:森田俊保
音楽:池田正義

配給:松竹
Ⓒ1962松竹株式会社

ジャンル:現代劇