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【作品データベース】独立美人隊どくりつびじんたい

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
菅野昭彦と桜井義久が共同で脚本を執筆、市村泰一が監督した明朗喜劇。撮影は小杉正雄が担当している。ポスターコピーは、「平和な町に“黒い勢力”来襲! 決然立ち上がった娘たち!! その名は・・・」

STORY
南伊豆の平和な町に電鉄の新路線が延長されることになって、S観光交通の社長笠原(河津清三郎)は赤字路線のバス会社を売りキャバレーやホテルの建設計画をたてたが、バス会社の従業員達は笠原の横暴な手段に怒り交渉を始めた。バスガールの由美子(仲宗根美樹)は運転手の保夫(山本豊三)と婚約中の仲だが、病気の母の入院費を稼ぐため、保夫と喧嘩別れしてまで笠原のキャバレーに歌手として出ることになった。由美子のよい相談相手、飯沼医院の院長(志村喬)は郷土史の研究家でもあり、そんなことから日本新聞の通信局員宇野(吉田輝雄)と親しくなった。正義派の宇野は通信局長五十嵐(武内文平)の弱気に業を煮やし、笠原の陰謀を暴露しようと立ち上ったが、笠原は由美子の兄克也(宗方勝巳)やグレン隊を使って圧力をかけてきた。町の大人たちがややあきらめのムードを持った時、宇野と共に五十嵐の娘ひろ子(榊ひろみ)やその友達の夏子(香山美子)、道子(弘田三枝子)、それに由美子や同じバスガールで克也を慕うあき子(加賀まりこ)達を加えた“独立美人隊”は敢然として悪に対抗した。町の芸者千代菊(江利チエミ)やさくら(牧紀子)、すみれ(若山美枝子)達も陰ながら彼女等を応援した。しかし、笠原の息子英彦(島津雅彦)が父に浴びせられる町をあげての非難に耐えられず家出をしたと聞くや、一致団結して大捜査を開始、無事連れ戻してやった。彼等の善意に笠原は自分の非を悟り争議は妥結、事件は円満に解決した。保夫と由美子、宇野とひろ子、克也とあき子の三つのカップルも将来を夢見て楽しげであった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
吉田輝雄
仲宗根美樹
牧紀子
弘田三枝子
江利チエミ
- スタッフ -
監督:市村泰一
脚本:菅野昭彦
脚本:桜井義久
撮影:小杉正雄
音楽:牧野由多可

配給:松竹
Ⓒ1963松竹株式会社

ジャンル:現代劇