映画・アニメの世界

【作品データベース】男の嵐おとこのあらし

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・80分
松浦健郎が原作、脚本を執筆、中川信夫が監督した任侠もの。撮影は宮西四郎が担当している。大正時代を舞台に、村田英雄が無宿の渡世人を演じている。

STORY
大正の末。烏山の町。渡世人稼業の万力一家に浜千鳥一家が殴り込みをかけた。老親分仁作(林寛)を斬った男は無宿の渡世人、人呼んで乱菊の松次郎(村田英雄)だった。それから三年。北海道の或る飯場に坑夫として働く松次郎に酒保で女中をしているお時(青山京子)は想いを寄せていた。悪徳飯場監鬼熊(若宮隆二)に彼女は手ごめにされそうになる。その窮地をピストルの剣次(山本豊三)が救った。剣次とは、元万力一家の乾分亀助の弟で、卑劣な万力助五郎(小林重四郎)は、乾分の亀助を自ら殺しておきながら、これを敵の浜千鳥一家の梅吉(清川新吾)に罪を被せ、この炭坑に潜んでいることをいい、兄の仇として梅吉を狙わせるべくここに差し向けたのだった。折も折、タコ部屋の辛さに、飛びっちょ(脱走)を企てた梅吉は鬼熊達に捕えられ、拷問された。この事件がもとで坑夫達は蹶起、暴動は遂に監督部屋を人間諸共、ダイナマイトで吹っとばしてしまった。ある温泉郷でお時と青吉(西川賢二)を伴って松次郎は重傷の梅吉を静養させていた。ここで松次郎が恩義で加担した万力一家の悪埓ぶりを聞かされ、しかもその後病床の仁作、娘の月江(中西杏子)、道子(水原ユカリ)の三人暮しで、梅吉の惚れている月江に助五郎が通いつめている……助五郎を覚えていない梅吉はそんなことを松次郎に聞かせた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
村田英雄
五月みどり
山本豊三
中西杏子
青山京子
新川二郎
- スタッフ -
原作:松浦健郎
監督:中川信夫
脚本:松浦健郎
撮影:宮西四郎
音楽:小沢秀夫

配給:松竹
Ⓒ1963松竹株式会社

ジャンル:現代劇