映画・アニメの世界

【作品データベース】色ぼけ欲ぼけ物語いろぼけよくぼけものがり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・82分
富田義朗、小林久三、堀内真直が共同でシナリオを執筆、堀内真直が監督した風俗喜劇。撮影は加藤正幸が担当している。長屋住まいのペテン紳士らが笑いを巻き起こす。ポスターコピーは、「儲け口ならサッとのる! 女とみたらグッと押す!」。

STORY
女性スカウトの段原金作(伴淳三郎)は元北支派遣軍森山部隊の生き残りの勝木(柳澤愼一)、八田(藤原釜足)、永田(石井均)、朴(大泉滉)らと共に、倉本元中尉(伊藤雄之助)から、終戦直後森山部隊長(有島一郎)と山田兵長がイントクした時価三億円のダイヤを山分けしようと話しかけられた。その晩金作のアパートに永田と朴さんが忍びこんだ。かつて山田がこのアパートに住んでいたからだ。しかし足をふみはずした二人は、女スリスプートニックのおぼん(瑳峨三智子)の部屋に落ちてしまった。おぼんに色仕掛ですっかりまるめこまれた金作は、結婚資金にと、いよいよ、ダイヤモンド捜しは盛んとなった。まず部隊長を捜さなければならない。しかし、行方は仲々つかめなかった。そこで倉本はダイヤモンドを探す元手にダイヤモンドとひきかえに株をもつ話をした。勿論倉本の虚構である。輸出詐疑の常習犯である倉本が人のいい金作らを詐したのだ、やがて嘘がばれた。金作が森山部隊長をみつけたのだ。今はラーメンの屋台をひく森山娘子を見て、全てを知った金作は、必死になって倉本を追求した。国外に逃亡しようとする寸前倉本は逮捕された、無事に戻った金は、川田刑事と森山の娘ひろ子(鰐淵晴子)の結婚資金に使われた。結婚式場に金さんのラッパがリュウ、リュウと響き渡った。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
伴淳三郎
瑳峨三智子
鰐淵晴子
伊藤雄之助
有島一郎
菅原文太
八波むと志
山茶花究
藤原釜足
若水ヤエ子
- スタッフ -
監督:堀内真直
脚本:富田義朗
脚本:小林久三
脚本:堀内真直
撮影:加藤正幸
音楽:土橋啓二

配給:松竹
Ⓒ1963松竹株式会社

ジャンル:現代劇