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【作品データベース】続 拝啓天皇陛下様 ぞく はいけいてんのうへいかさま

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・94分
野村芳太郎監督が渥美清の主演により映画化し、大ヒットを記録した『拝啓天皇陛下様』の続編。ある事件で家族を失い、世間から馬鹿にされて生きてきた山田善助にとって軍隊は天国だった。しかし、やがて終戦を迎え…。、棟田博の兵隊小説「拝啓天皇陛下様」を原作としているが、前作にて主人公は死んでしまっており、「軍隊は天国だと思っている純朴な男」というコンセプト以外は、設定その他全て変わっている別物である。また前作と比べると、戦後のエピソードが多い。脚本として山田洋次が名を連ねている。

STORY
貧しさから、拾った魚を食べた一家と死別した善助(渥美清)は、誰の愛情も受けずに育った。何の特長もない善助だが、極端な天皇びいきは、彼の全精神を支配していた。18歳の時、ふとしたはずみで、憧れた女子先生に抱きつき少年院送りとなり、懲役をすまして帰って来た善助は、今は汚わい屋をして暮していた。狐独な善助に、中国人王万林(小沢昭一、南田洋子)夫婦だけが唯一の友人だった。そんな善助のもとにも、支那事変の召集令状が舞いこんだ。どんな人間も平等な軍隊こそ、彼がもっとも好む所であった。勇躍入隊した善助は、北京長辛店にまわされ民間からの献納犬春友号の飼育係となった。この犬は実は、元宮家久留宮ヤエノ(久我美子)から送られたものであった。善助の天皇びいきは、ヤエノ夫人尊敬の念から、恋慕へと変わっていったが、昭和20年8月、ついに終戦をむかえた。善助も荒廃した日本に帰って来た。寄る辺ない善助は春友号の首輪を持って京都のヤエノ夫人を尋ねた。想像通り、高貴で美しい夫人に、善助は何かと、物資を配慮した。カツギ屋、ヤミ屋、バタ屋と身を粉にして働くのもヤエノ夫人への献身ゆえだった。そして、石ケンを手に入れようとMPと喧嘩して沖縄に送られた善助を待っていたのは、ヤエノ夫人の夫良介(佐田啓二)が復員して帰って来るというニュースだった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
渥美清
久我美子
佐田啓二
岩下志麻
勝呂誉
藤山寛美
- スタッフ -
原作:棟田博
監督:野村芳太郎
脚本:多賀祥介
脚本:山田洋次
脚本:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:芥川也寸志

配給:松竹
©1964松竹株式会社

ジャンル:現代劇