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【作品データベース】ケチまるだしけちまるだし

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・77分
不破三雄と立仙雅巳、田向正健が共同でシナリオを執筆、不破三雄が監督した風俗ドラマ。撮影は堂脇博が担当している。ポスターコピーは、「人生、すべてケチでいこう! ケチといわれて怒る人は時代遅れもいいとこです・・・ケチの奥義がこれでズバリ!」。

STORY
サラリーマンの小石太郎(早川保)はケチを合理的精神の極度の発達と考えて、他人から何と言われようとこの考えを実行していた。妻の和子(小畠絹子)は、夫のケチをうとましく思いながらも、自分達の家を建てるために進んで内職し、つつましく家庭を切り盛りていた。そんなある日、和子は大売出しの特賞で自動車を当てた。しかし、届けられた車は中古車だった。二人にはショックだったが、太郎は早速運転を習い、アパートの住人洋子(富永美沙子)や、会社の同僚達を相手に白タクを始めた。ある日、義妹恵子(榊ひろみ)の恋人森本(山谷初男)の誘いでドライブに出た太郎は、おハナ婆さん(武智豊子)をひっかけてしまった。おハナ婆さんはかすり傷だったが、精密検査のため入院した。太郎はおハナの知人と称する熊谷(左卜全)から、入院費の他に50万円の補償金を要求され、その上おハナの退院まで孫の六郎を預からされる破目となった。太郎夫婦は六郎の特製イタヅラ子に泣かされ、熊谷の補償金で悩まされた。追いつめられた太郎は、車を売り払い虎の子の預金をおろして、おハナとの交渉にのぞんだ。しかし、おハナは太郎から10万円を受取って病院から姿をかくした。後には、病院の請求書と、補償金がわりに六郎の養育を頼んだ置手紙があった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
早川保
小畠絹子
左卜全
榊ひろみ
穂積隆信
富永美沙子
- スタッフ -
監督:不破三雄
脚本:立仙雅巳
脚本:田向正健
脚本:不破三雄
撮影:堂脇博
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1964松竹株式会社

ジャンル:現代劇