映画・アニメの世界

【作品データベース】太陽を抱く女 たいようをだくおんな

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・85分
前作『モンローのような女』でオーディションで選ばれた真理明美の主演映画。富田義朗が脚本を執筆、番匠義彰が監督した風俗ドラマ。撮影は長岡博之が担当している。

STORY
結城光子(真理明美)は、南家のお手伝いさんだ。南家には、定年退職後嘱託として働く元成(佐野周二)、繊維会社の宣伝課長の長男公一(柳沢真一)、その妻初子(久保菜穂子)、息子の公夫(前田嘉晴)、結婚に破れて、ひがみっぽくなっている長女安江(三ツ矢歌子)、大学生の三男大三(山本豊三)、それに絵を修業中の次男明二(小坂一也)がいて、みんなよく働く光子を可愛がっていた。ことに元成は光子を我が子のように目をかけ、光子もまた元成を父のように慕っていた。それは二人だけの秘密--光子の母たみ(沢村貞子)は元成の初恋の人だったのだ。また明二は光子をモデルに絵の製作に余念がなかった。そんなある日、光子は公一に呼ばれて会社にいったのがキッカケで、むりやりにテレビのコマーシャルに出演させられた。光子の美貌はジャーナリズムの耳目を集めた。しかし公一の妻初子は、公一の態度を誤解して光子を天ぷら屋に嫁いでいる次女邦子(清水まゆみ)のもとにやった。ここでも光子はよく働き、光子目当ての客も増えた。ところが邦子の夫八郎(菅原文太)まで光子に気をとられる始末に、邦子は夫の行状に監視の目を光らせた。そのため、八郎とはるみ(初名美香)との浮気がばれ、怒りは光子に向けられ彼女は南家に帰された。そんな時明二が光子をモデルにして描いた絵が入選した。しかし、安江の恋人岡部慎吾(杉浦直樹)が、明二に自信をつけさせようとして絵を匿名で買ったことが光子の誤解をまねき、彼女はひそかに南家を出た…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
真理明美
清水まゆみ
沢村貞子
山本豊三
小坂一也
佐野周二
- スタッフ -
原案:神坂三郎
監督:番匠義彰
脚本:富田義朗
撮影:長岡博之
音楽:牧野由多可

配給:松竹
Ⓒ1964松竹株式会社

ジャンル:現代劇