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【作品データベース】暗殺

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・104分
司馬遼太郎原作「幕末」の一篇“奇妙なり八郎”より、篠田正浩が監督した時代劇。幕末の動乱時代を舞台に、苛烈な政治抗争の中に身を置き、後ろ盾となる藩も持たず京の都で謀略の限りを尽くした風雲児・清河八郎の半生を扱っている。監督の篠田は、この作品において、和製ヌーヴェルヴァーグを意識したといわれ、作品中幾度も自身が傾倒したオーソン・ウェルズ監督作『市民ケーン』の演出技法を模倣し、実験的な演出を歴史作品で実践したとされる。

STORY
文久三年、浪士取扱・松平主税介(岡田英次)は老中・板倉周防守(小沢栄太郎)に手を回し、目明し嘉吉を斬った罪で追われていた出羽浪人・清河八郎(丹波哲郎)を許す一方、風心流の名人・佐々木唯三郎(木村功)に清河を斬る準備を命じた。しかし日ならずして佐々木の道場を訪れた清河は稽古にかこつけ佐々木を完膚なきまで打ちのめし、北辰一刀流大目録皆伝の腕を見せた。負けた佐々木を「腹を切れ」と罵る松平が清河を知ったのは八年前、熱烈な尊攘論者だった清河の持つ稀代の瑞剣を通じてだったが、清河の奇怪さは今も昔も変わらなかった。清河は京で治安を乱す勤王の志士たちへの対策として、守護職に名を借りた浪士隊50名を組織することを松平に献案、代わりに大赦を受けたのであるが、その実行に当たっては応募者全員を採用して浪士掛・鵜殿鳩翁を慌てさすのだった。尊攘の急先鋒だった清河の突然の変節は、勤王論者たちを激怒させ、不信感を抱かせる…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
丹波哲郎
岡田英次
早川保
岩下志麻
木村功
佐田啓二
- スタッフ -
原作:司馬遼太郎
監督:篠田正浩
脚本:山田信夫
撮影:小杉正雄
音楽:武満徹

配給:松竹
©1964松竹株式会社

ジャンル:時代劇