戦場の野郎ども

公開日：1964年8月30日（日）

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
樫原一郎の原作を堀内真直と川辺一外が共同で脚色、堀内真直が監督したアクションもの。撮影は加藤正幸が担当している。主演は、この年公開の『犯罪のメロディー』『裸一貫』に続いて、寺島達夫。

STORY
昭和19年、北支戦線。王仁分隊に国政軍弾薬庫爆破命令が下された。隊員は王仁軍曹（寺島達夫）を中心として、元警視庁刑事の滑川兵長（柳沢真一）、医学博士の樽上等兵（高野真二）、バンドのトランペット吹き猿丸上等兵（上田忠好）、反戦思想の持主草刈上等兵（三上直也）、少年院で成長した鮫島上等兵（三上真一郎）、前科三犯の遠水一等兵（諸角啓二郎）らいずれも一騎当千のつわものたちだ。そんな彼等をひそかに狙っている部隊があった。国政軍の狙撃兵と、九路軍の一隊だ。ようやく中隊に合流した王仁分隊は、若林中隊長（松原浩二）の指揮下に入った。そんなある夜、部落の教会からオルガンの音が流れてきた。弾いていたのは、陳麗華という美しい中国娘（清水まゆみ）だった。隊員たちは、この陳麗華とすぐ親しくなっていった。また慰安所のオヤジ黒川（青山宏）は、国政車の守備隊長揚大尉（稲川善一）にも通じ日本軍・九路軍・国政軍の三つを手玉にとっていた。そんなある日、斥候に出た兵隊から国政軍弾薬庫所在図の報告が入った。いよいよ王仁分隊出撃の時がきた。王仁ら七人は国政軍に変装し、弾薬庫に潜伏した。が、隊員はそこで陳麗華を発見した。彼女は国政車の少尉で王仁分隊の動向を探るため部落に潜伏したスパイだったのだ。王仁分隊は見事に弾薬庫を爆破した。一方、若林中隊も九路軍を挟撃し、これを全滅させたが・・・。